メンズノンノ専属モデルとしても活躍する俳優・中川大輔が出演のテレビ東京系木ドラ 24「花嫁未満エスケープ」。主人公・ゆうの恋人の尚紀を演じ、俳優として更なる注目を集めています。尚紀役を演じたことで得た役者としての達成感のほか、自身の結婚観も披露。また出演する6月3日公開の映画『極主夫道 ザ・シネマ』や、アートに触れる休日の過ごし方などプライベートについても話を伺いました。ますますの飛躍が期待される注目度ナンバーワン俳優・中川大輔の素顔をチェック!

Photo:望月宏樹
Text:kukka編集部

放送中の木ドラ 24「花嫁未満エスケープ」について、尚紀役を演じられた感想を聞かせください。

1か月ほどで全12話の撮影したこともあり、これまでの作品とは違った集中の仕方で取り組んだ作品です。短期集中して一つの作品に向き合ったからこそ、できあがった作品にとても手応えを感じています。かなり役にも入り込めた実感があり、気持ち的にもギリギリな状態で演じられたのが良かったと思っています。

漫画が原作となっている本作ですが演じるにあたって、どのようなことを意識されたのでしょうか。

ドラマが始まるにあたり、原作のマンガも読ませて頂きました。そのうえで、ドラマでは自分を役である「尚紀」に寄せていくのではなく、自分が「尚紀」の立場だったらどう演じるか、似ている部分もあるのでその点を意識しました。髪型やホクロといった見た目も寄せてはいません。心掛けたのは、ドラマの脚本を生かした自分なりの「尚紀」を演じることでした。

「自分と似ている部分もある」とのことですが、具体的にはどのようなところが似ていると感じていたのでしょうか。

“男らしさ”を重要視してないというか、人当たりが柔らかくマイペースな性格が少し似ていると思いました。僕自身、周りの人に動物だと犬っぽいと言われることがあるので、「尚紀」ともそういったところは似ているのかなと思います(笑)。

監督からは「尚紀」役を演じるにあたり、何か話はされたのでしょうか。

メインキャストの3人が集まって読み合わせをした時に、お子様でなよなよした「尚紀」を演じたらすごく好評だったんです。なので、そのイメージをベースに振り切った感じで演じることにしました。ただ、それだけだと見方によっては、嫌なヤツに受け取られかねなかったので、ところどころで「ゆう」のことが好きなんだという感情をしっかり出していこうと監督と話をしました。

恋人「ゆう」役を演じられた岡崎紗絵さんの印象を聞かせください。

撮影中、役者として先輩にあたる岡崎さんとはずっと一緒でした。特に印象的だったのは、岡崎さんが目の前の人との繋がりをとても大事にしていたことです。本番前から相手の役者さんとしっかり向かい合っているんです。カメラがまだ回っていない時点から役に入り、相手の役者さんと接している姿を間近で見ることができました。そういうところを吸収したいと思いましたし、撮影の途中から僕自身も意識して臨むように心掛けていました。

「ゆう」の元カレ「深見」役の浅香航大さんの印象を聞かせください。

撮影では数シーンしか一緒ではなかったのですが、芝居中に細かなキャッチボールがあることに気づかされました。「結婚されているんですか?」と聞かれるシーンでは、僕の左手の薬指に気づかない程度の視線を送ったりする、その細やかな仕草が素敵だなと感じました。それを受けて、僕も深見の視線を追うように自分の薬指に自然と目を送るやり取りが、役者としてすごく良かったなと感じられた瞬間でした。

岡崎さん、浅香さんから吸収されることも、非常にあったんですね。

過去の作品でも勉強になることは多かったのですが、今回、撮影の期間が短かったこともあり濃密だったため、とても得ることが多く、たくさんの気づきがありました。更に芝居が楽しくなってきたと実感できる作品に出会えました。役者として第1話から回を重ねるごとに成長していると思いましたし、その成長が役柄ともすごくリンクしていて、本当に良いドラマが出来あがったと感じています。

番組公式サイトに書かれていた中川さんのコメントに「男女の結婚観のズレ」にも注目してほしいとありました。具体的にはどういったシーンでしょうか。

第4話で「尚紀」が「ゆう」にプロポーズをしようとしたタイミングで、彼女が店長に昇格するんです。仕事のがんばり時に水を差さない方が良いと思って、プロポーズを躊躇するシーンは本当にリアルだなと思いました。しばらくして、「尚紀」の仕事が忙しくなると今度は彼女が結婚を考えることが多くなるという、「結婚」と「仕事」のタイミングというとてもリアルな話ですね。もしプロポーズをして結婚していたら、物語も違う展開だったのかなと思いますね。

中川さんが「尚紀」の立場だとして、彼女が仕事のがんばり時だったらプロポーズできたと思いますか。

いや、言えないと思いますね。逆に自分が仕事をがんばらないといけない時には、なかなか結婚しようとは思えないかもしれないですね。

では、中川さんの結婚観を教えてください。

理想は大きな一軒家に家族と犬と猫と暮らせたら幸せです(笑)。でも仕事柄、常に安定する仕事ではないので、タイミングを見計らっているよりも、思い切って結婚してしまうのもアリなのかもしれないですね(笑)。

お子さんは何人ぐらい行きましょうか。

3人いたら賑やかそうですね(笑)。

では今後の展開で注目して欲しい見どころを教えてください。

まずは回を重ねることで成長していく「尚紀」の姿に注目して欲しいです。あとは、最終話に向かってストーリーも大きく展開していきます。ドラマ自体の意外な展開も楽しんで観てもらいたいです。

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6月公開の映画『極主夫道 ザ・シネマ』について、中川さんの役どころを教えてください。

大城山組というヤクザの組員「井田昇」を演じます。ヤクザとは言いながら、ヤクザらしい活動はしてなくて、玉木宏さん演じる主人公の「龍(たつ)」にいつもビビりまくっている役柄です(笑)。何をして生計を立てているのだろうと思うくらい、ヤクザらしからぬ可愛さに溢れた大城山組です。へっぽこなヤクザです(笑)。

(笑)。そのヘッポコらしさが出ている見どころを教えてください。

龍たちと運動会に参加するシーンがあるんです。試写で完成シーンを見て気づいたんですが、アドリブをし合って普通に笑ってしまった部分が使われていていたんです(笑)。そういったところも面白がってもらいながら観てもらえるとうれしいですね。作り込まれたものでない、ライブ感のある仕上がりになっていると思います。

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中川さんのプライベートについてもお話を聞かせてください。絵を描かれるそうですが、どういった絵を描かれるのでしょうか。

最近は描けていないんですが、本当はいっぱい描きたいものがあるんです。今は「椿」を油絵で描きたいですね。油絵は描きたいんですが、準備も片付けも大変ですし、部屋でやると臭いもすごいですよね。あと描いた絵を置く場所に困っていて、部屋にある大きな作品をどうしようかなと考えているんです(笑)。なので、油絵の前にクロッキー帳とかを買ってバラなどのデッサンを描いてみたいなと思っています。

また絵を描けるような時間のゆとりができると良いですね。

時々、衝動的に描きたくなる時があるので、また描けるようになると良いですね。美術館とかに出かけると描きたくなる気持ちが湧き上がってくるので、アイデアや描きたいモチーフだけは集めておくようにしています。

時間ができた時には美術館巡りをされるのでしょうか。

しますね。時間ができたら、都心から離れた場所にある美術館に出かけますね。葉山に「神奈川県立近代美術館」があるんです。以前、ひとりで出かけて美術館の周りを3周くらいのんびりまわっていました。海の近くにあるので、半分は海を見に行くような感覚で出かけたりしますね。自然の中にある美術館が好きで、箱根にある「ポーラ美術館」も良いですね。

仕事の区切りができて、また息抜きで行けると良いですね。

常に次に行きたいところをメモっているんです。次の機会に行きたいのは、那須塩原にある「アートビオトープ那須」です。人工のビオトープなのですが、ぜひ行ってみたいですね。

美術以外に、読書も趣味にされていますが、最近なにか読まれたものはありますか。

読むのは歴史小説が多くて『三國志』や『竜馬がゆく』とか、しっかりとハードボイルドなものが好きですね。でも小説もなかなか最近は読めなくなってきましたね。

美術館と同様に、次に時間ができたら読みたい作品はありますか。

先日、男性学の社会学者で田中俊之さんとお話させて頂く機会があって、田中さんの著書を何冊か読ませて頂いたんですが、とても面白かったです。「男性も気づいていないけれど、生きづらさはある」とお話をされていました。男性学を学ぶことで女性学やジェンダーの問題も見えてくるんだそうです。

それでは、最後に今後の目標を教えてください。

今回のドラマや映画はもちろん、これから出演する作品に注目して頂きたいです。頂いたすべての役に全力を尽くそうと決めていますので、ぜひ観てもらえたら嬉しいです!


【ドラマ情報】

テレビ東京系 木ドラ24
毎週木曜24:30~25:00

「花嫁未満エスケープ」

©「花嫁未満エスケープ」製作委員会

結婚適齢期を迎える中、なかなか結婚に踏み切らない彼氏にモヤモヤを抱える主人公・柏崎ゆう(岡崎紗絵)が、勢いで帰省した先で高校時代の元カレとの再会から始まるトライアングルラブストーリー。ゆうの元カレ・深見一役は浅香航大、交際中の松下尚紀役は中川大輔が演じる。そのほか、尚紀の会社の後輩・堀田マミ役には美山加恋、ゆうが働くセレクトショップの店員・坂本美沙役には小林涼子、同じく店員の三田亜衣役で松村沙友理が出演する。

>>「花嫁未満エスケープ」公式サイト

>>Paraviで観る

<キャスト>
柏崎ゆう:岡崎紗絵
深見一:浅香航大
松下尚紀:中川大輔
堀田マミ:美山加恋
坂本美沙:小林涼子
三田亜衣:松村沙友理
<スタッフ>
原作:『花嫁未満エスケープ』小川まるに(ライブコミックス)
脚本:桑村さや香
監督:堀江貴大、亀谷英司、鈴木統
プロデューサー:村田充範(テレビ東京)、石田麻衣(ホリプロ)
制作:テレビ東京、ホリプロ
製作著作:「花嫁未満エスケープ」製作委員会

【映画情報】

2022年6月3日(金)公開

『極主夫道 ザ・シネマ』

累計400万部を突破した同名コミックを原作とする、2020年放送のテレビドラマを映画化。主人公は、“不死⾝の龍”と呼ばれる伝説の極道・龍。極道の世界で語り継がれていたが、⾜を洗って選んだ道は専業主夫。極道時代の外⾒や⾔動が抜けないまま⾼すぎる主夫⼒で料理、洗濯、掃除など家事全般に命を賭け、時にはご近所のトラブル解決に奮闘。濃すぎるキャラたちが全⼒でふざけ倒し笑いを巻き起こし、映画ならではの「元極道の専業主夫vsイタリア風味のマフィア」のバトルや、恋のバトルなど、笑いの頂上決戦が展開していく。

原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社バンチコミックス刊)
<キャスト>
⽟⽊宏、川⼝春奈、志尊淳、古川雄大、⽟城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥⽟季、水橋研二、本多⼒、くっきー!(野性爆弾)、中川大輔、片岡久道、新川優愛、渡辺邦斗、猪塚健太、藤田朋子、安達祐実、橋本じゅん、松本まりか、滝藤賢⼀、吉田鋼太郎(特別出演)、稲森いずみ、竹中直人
<スタッフ>
脚本:宇田学、瑠東東一郎
音楽:瀬川英史
監督:瑠東東⼀郎

>>映画『極主夫道 ザ・シネマ』公式サイト

【プロフィール】

中川大輔・プロフィール

なかがわだいすけ。1998年1月5日生まれ。東京都出身。身長184cm。B型。趣味:ラジオを聴くこと、読書。特技:絵を描くこと、模型製作。『MEN’S NON-NO』専属モデル。第31回メンズノンノモデルオーディションにてグランプリを受賞。モデル業の傍ら、俳優としてもテレビ朝日系「仮面ライダーゼロワン」のほか、日本テレビ系「極主夫道」「ウチの娘は、彼氏が出来ない‼︎」「ボイスⅡ 110緊急指令室」など数多くの作品に出演。2022年4月スタートのテレビ東京系木ドラ 24「花嫁未満エスケープ」では、主人公ゆうの恋人・尚紀役を演じる。

公式インスタグラム
@nakagawadaisuke_official

スタッフTwitter
@daisuke_n_staff

公式サイト
https://www.ken-on.co.jp/artists/nakagawa/

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