7月12日(水)から放送開始になるフジテレビ系ドラマ「ばらかもん」。五島列島を舞台にした人気漫画のドラマ化で、kukka編集部が注目するのが女優・近藤華。初の連ドラレギュラー出演を本作で飾る彼女は、「三井のリハウス」のCMで、宮沢りえの娘役として話題を集めた逸材。存在感のある大きく澄んだ瞳は彼女自身が言うように、多くの人に彼女の存在を印象付けています。ドラマでは漫画家を志す悩めるオタク少女「新井珠子」こと「タマ」を演じ、女優として飛躍が期待される彼女。思慮深さのある大きな瞳と話すと溢れ出るほどの好奇心を引っ提げて、目が離せない次世代女優を紹介します!

Photo:安田まどか
Text:kukka編集部

オーディションを経ての出演だったそうですが、手応えはあったのでしょうか。

いつもオーディションでは、その場に合わせて演技をするより、ある程度は計画をきちんと立てて演技をすることが多いんです。ただ今回のオーディションでは思った通りにできなかった印象でした。結果的に、その場で出せたことの方が良かったのかもしれないですが、結果を待っている間はそれが良かったのか悪かったのか、どうだっただろうと不安ではいました。

いつもは手応えが結果と一致していることが多いのでしょうか。

こういう不安な時こそ、自分自身ですごく考えながらやっているので、受かっていることが多いのかもしれません。

「新井珠子」はどのような女の子ですか。

普段の「タマちゃん」は大人しくて、みんながワイワイ楽しんでいる中で、ひとり自分たちを客観的に見ている落ち着いた子。そんなにはしゃぎすぎない子です。あと「タマちゃん」は、少し私と似ているところもあるんです。性格的なこと、マンガが好きでオタク気質なところや、好きなことにはとことん一生懸命なところは、共感できますね。

共演されている方の印象を聞かせてください。

「ちひろさん」や「大豆田とわ子と三人の元夫」の作品で、豊嶋花さんのことを同世代なのにすごい演技されていると思っていたので、今回共演できたことがとても嬉しいです。いま、日に日に仲良くなれていると思っていますし、豊嶋さんはお芝居の経験も長いので、演技も勉強になっています。

お芝居のこと、豊嶋さんと話されたりしているのでしょうか。

業界用語で「白味(しろみ)※」を知らなかったので、教えてもらいました(笑)。豊嶋さんも杉野さんも常に周りの状況を見て行動や発言をされているので、私もそういった演技以外のところも含めて吸収していけたらと思っています。
※「白味」:アフレコ時に映像が完成していない場合、作品の長さを表すために挿入される半透明フィルムのこと。

近藤さんご自身もマンガやアニメが好きとのことですが、普段はどんな作品が見ているのでしょうか。

手塚治虫さんの作品が好きで、あとは「葬送のフリーレン」は初回の頃から読んでいる大好きな作品です。

手塚治虫作品も好きなんですね。

『ユニコ』のフルカラー版の漫画を持っているんです。あとは『三つ目がとおる』『ブラック・ジャック』『火の鳥』とかも大好きです。

撮影では、実際に五島列島に行かれたそうですが、現地の感想を聞かせてください。

とにかく大自然を目の当たりにできる島でした。コンビニにも行ったのですが、そこの店員さんは、都会の店員さんよりも距離感が近いなと感じました。気兼ねなく話しかけてくれたりして、それがとても心地よかったです。

「タマ」役のここに注目してほしい、近藤華さん的見どころを教えてください。

「タマちゃん」の腐女子な部分を思い切って演じたいと思っています! ぜひ、その思い切りの良さを見て楽しんでもらいたいです。

腐女子演技のインパクトで、“気になる女優”などニュースで取り上げられるといいですね。

頑張っていきたいです!(笑)

ご自身で思う女優としてのセールスポイントはどこでしょうか。

目の強さ、ですかね。よく何かを考えてそうな目に見える、と言われるんです。特に何も考えていないことが多いんですけど(笑)。きっとそう言われる理由が、この目にはあるのかなと思っています。遠くを見ているだけでも、何か意味があるように相手に思われてしまうんです(笑)

確かに、近藤さんの大きな瞳はすれ違っただけでも印象に残りますね。その目だけでも演技ができそうですね。

そうですね、目の動きで気まずい空気とか、いろいろな演技ができたらと思っています。

プライベートについても質問させてください。最近は何にハマっていますか。

いま学校の試験期間で勉強しているんですが、試験が終わったら“「ゼルダの伝説」をやる!”ことをモチベーションに勉強しています(笑)。あと「辛ラーメン」にもハマっています。辛いものが大好きなんです。

この夏、やってみようと思っていることがあれば教えてください。

いろいろな美術館、博物館を巡りたいと思っています。もうすぐ夏休みになるので、子ども向けや家族向けの展示も増えますし。国立科学博物館の宇宙に関する展示や、東京国立博物館で開催しているマヤ文明の展示会に行ってみたいです。

謎と神秘の世界に興味津々ですね。

そうなんです(笑)

それでは最後にドラマを観てくれる方々にメッセージをお願いします。

みなさんに「ばらかもん」の賑やかで温かい感じを楽しんでいただけるように、私なりに解釈した「タマちゃん」を精一杯演じていきます。ぜひドラマをご覧ください。


【番組情報】

2023 年7月12日(水)22時スタート
毎週(水) 22時~22時54分

「ばらかもん」

都会生まれ、都会育ちの若き書道家・半田清舟。書道界の家元の後継ぎで、若き新鋭として名を馳せ、世間にもてはやされてきたプライドの高い青年。ある挫折をきっかけに、長崎県の五島列島で一人暮らしを始めることになります。書の修行をするため、静かな一人きりの時間を過ごせるかと思いきや、近所の小学生・琴石なるをはじめ、勝手に家に上がり込んでくる個性豊かで自由奔放な島民たちとの人付き合いや慣れない“田舎”での一人暮らしに翻弄される毎日。島での生活や独特の慣習にしばしば戸惑いながらも、島民たちに助けられ、励まされ、トラブルに巻き込まれながらも少しずつ成長し、新たな書の境地を拓いていく。

<出演>
杉野遥亮 宮崎莉里沙 田中みな実 綱啓永 豊嶋花 近藤華 飯尾和樹(ずん) 中尾明慶 遠藤憲一 他

原作:ヨシノサツキ『ばらかもん』(ガンガンコミックスONLINE/スクウェア・エニックス刊)
制作協力:共同テレビジョン
制作著作:フジテレビジョン

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/barakamon
公式Twitter:https://twitter.com/barakamon_drama
公式Instagram:https://www.instagram.com/barakamon_drama/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@barakamon_drama


【プロフィール】

近藤華 Hana Kondo

近藤華(こんどう・はな)。2007年8月6日生まれ。東京都出身。162cm。トップコート所属。
2021年にマクドナルドのCM出演で芸能界デビュー。三井のリハウスのCMでは宮沢りえの娘役として出演し、業界内外でも話題に。2022年菅田将暉「ギターウサギ」MVにも出演するほか、ドラマや舞台など活躍の場を広げる15歳。今後、さらなる飛躍とブレイクが期待される若手女優。

公式Instagram:https://www.instagram.com/hanakondo_official/
公式サイト:https://topcoat.co.jp/Hana_Kondo

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