放送開始から話題のドラマ「エルピス—希望、あるいは災い—」。ドラマ内の深夜情報番組「フライデーボンボン」で進行役を務めるアナウンサー「川上美咲」役を演じる川瀬莉子。本物のアナウンサーさながらの活舌の良さと立ち振る舞いが、リアル過ぎると話題になっています。本業である女優業のほか、現在、放送作家の鈴木おさむ氏とBSフジ「冗談来人」で番組アシスタントを担当。その経験も活かした本作で、アナウンサー役はもちろん、情報番組でのMCとしても引っ張りだこの予感!? 気さくで飾らないナチュラルトーンの彼女にドラマのこと、プライベートのこと、いろいろ尋ねてみました!

Photo:望月宏樹
Text:kukka編集部

ドラマ「エルピス」での川瀬さんの役どころを教えてください。

長澤まさみさん演じるアナウンサーの後輩アナウンサー「川上美咲」役として、深夜情報番組『フライデーボンボン』のアシスタントMCを務めています。ドラマの中でテレビに出る役の役を初めて演じるので、二重の緊張がありました。

オーディションを経て今回の出演となったそうですが、どういったオーディションでしたか。

本番の役さながら、原稿が用意されていて読み上げることを踏まえた内容でした。実際にアナウンサーの方がされるような、番組をタイトルコールするようなこともありましたね。

オーディションの手応えはあったのでしょうか。

オーディション終わりに、「良かったから、このあともう一回やってもらってもいい?」と聞かれたので、これは良い居残りだと思いました(笑)

オーディションに手応えを感じて実際に受ける方と、手応えがなくて受かる方がいると思いますが、川瀬さんはどちら派でしょうか。

私は、手応えを感じていない方が受かることが多いですね。でも今回は、オーディション終わりに「良かったから」と声をかけてもらえので、いつもは違う、特別な回でした。

期待して待っていて、実際にも合格できて良かったですね。

はい、本当によかったです。でも、結果が出るまでは、2回目より1回目にやった方が良かったかも、とかいろいろ考えてしまって。なので、期待してしまった分、かえっていつもより心配してしまいました(笑)

実際、撮影が始まって、現場の雰囲気はどのような雰囲気でしょうか。

出演してるのが、ドラマ中の深夜情報番組なんです。実際に私のことを撮影をしているのはドラマ班の方々ではなく、いつも情報番組を撮影しているバラエティ班のスタッフの方々なんです。バラエティ班のカメラマンさんや照明さんがいて、その奥からドラマ班のスタッフの方々が撮影する二重構造での撮影なんです。なので、本当に情報番組のアシスタントMCを務めているような緊張感をもって演じています(笑)

川瀬さんご自身は、ドラマに出演している感覚と、情報番組に出演されている感覚、どちらの気持ちになのでしょうか。

「フライデーボンボン」のシーンは本当にバラエティ番組に出ている気持ちの方が強いですね。現場がドラマの雰囲気ではなく、バラエティの雰囲気なので、余計に役に入り込める感覚があります。

普段テレビを観るときにもアナウンサーの方は気になるようになりましたか。

そうですね、特に同じ番組のアシスタントMCをされる方の動きは観てしまいますね。次のコーナーに行くときは、このタイミングで入ってくるんだ、とか(笑)

初のアナウンサー役とのことですが、何か意識されたことはありますか。

やはりアナウンサーなので、一番はアナウンス力がないといけないと思い、しっかり準備しました。実際のアナウンサーさんの音声を聞きまくって練習しました。具体的には、フジテレビのホームページにあるアナウンサーのプロフィールページにいくと、「VOICE SAMPLE」あって自由に聞くことができるんです。ニュースの読み方などが数多く載っているので、それを聞いて練習して撮影に臨みました。撮影では、本物のアナウンサーの方が監修として付いてくださり、セリフを実際に読み上げてくれました。あくまでアナウンサーとして演じるので、言葉がアナウンサーらしく聞き取りやすく話せているかなど、いつもの演技と少し違う気遣いはありましたね。やってみて、改めてアナウンサーさんのお仕事が大変だと言うことを実感もきました。

せっかくアナウンサースキルの練習したのですから、今後、バラエティ番組のMCのお仕事を取ってきてもらえるように、マネージャーさんにがんばってほしいですね。

(マネージャーを見ながら)はい、よろしくお願いします!(笑)

映画監督としても活躍されている大根仁さんも演出にいますね。演出側からの何か要望はあったのでしょうか。

まずはシーンを通しで演技してみて、その後で具体的にこの絵はこういうものを撮りたいんだ、と細かな話をされるので、一つひとつのシーンにこだわりをすごく感じています。その分、一体感があって良いものができる期待はあります。

川瀬さん演じる川上アナウンサーですが、その見どころ、ここに注目して欲しい点を教えてください。

ひとりの本物のアナウンサーとして見てもらえたら一番嬉しいですね。それと重厚感のあるドラマ全体の空気と、相反するような楽しげな「フライデーボンボン」の番組シーンを楽しんで見てもらえたらいいですね。

プライベートについても質問させてください。ドラマの「エルピス」は良いことの予測として「希望」、悪いことの予測として「予兆・予見」を意味する言葉だそうですね。川瀬さんの最近の良いことである「希望」や「楽しみ」なことはどんなことでしょうか。

最近、時間のある時は家で「おうちサウナ」をしています。湯船にお湯を浅めに張って、サウナポンチョを着て、座っているだけでかなりサウナ効果があるんです。ミストサウナみたいな感じになるんです。それを7〜8分をやって、冷たいシャワーを浴びて涼むのを2〜3セット繰り返すんです。

それで「ととのう」感じがあるんですね。

はい、あります! 夜寝る前にやることが多いのですが、すっきりしてよく眠れます。また次の日の肌の調子までが楽しみですね(笑)

実感できるほど、違いがあるんですね。

はい、実感、全然できます(笑)。普通にお風呂に入って寝て起きた翌日よりも、全然肌の調子が違うんです。お化粧のノリも違うほど、私には合っているみたいです。自宅近くにサウナのない方はおすすめです。

お休みの日、お気に入りの過ごし方を教えてください。

基本はインドア派なんですけど、外に出るとなったらカフェ巡りによく行きます。カフェに行くぞ、と決めたら1日に4軒くらい回りますね!

4軒ですか!?(笑)。それは街を歩いて見つけた4軒ですか、それともここに行くと決めた4軒ですか。

ここに行くと決めた4軒です!(笑)。まずはここに行きたい、でもこの周辺にあるこことここにも行こう、といった感です。

川瀬さんに聞けば、いろいろな街のカフェを教えてくれそうですね。

はい、友だちからも「教えて」と連絡をもらいます(笑)

すごいですね。では早速、いま川瀬さんがお勧めしたいカフェを教えてください。

雰囲気で選ぶと、自由が丘にある「アルファ・ベータ・コーヒー・クラブ」です。2階にあるカフェなのですが、テラスがあって、空も綺麗に見える良いロケーションなんです。飲み物でお勧めは、三軒茶屋にある「カフェ マメヒコ」ですね。コーヒーの2杯目が無料で嬉しいんです(笑)。お得感もあって美味しくて好きなんです。

そんなに何軒も回ってお代わりできるなんてすごいですね(笑)。ちなみにカフェでは何を飲まれることが多いのですか。

私は、見た目が可愛いものを注文します(笑)。カフェラテとかが可愛いので頼むことも多いのですが、個人的に好きなのは紅茶ですね。自宅でもいろいろな紅茶を買って楽しんでいます♪

川瀬さんは相当なカフェ好きなんですね。でも1日に何軒も回るのに、付き合う方も大変ですね。

カフェ友がいるんですが、その子も私と同じくらい好きなので、いつも次はここにしよう、と言い合っています。4軒はさすがにカフェ友じゃないと誰も付き合ってくれないですね(笑)

では最後に、ドラマを見てくれるファンに向けてメッセージをお願いします。

ドラマにはたくさんの方が登場するのですが、それぞれの守りたいものや正義だったり、それがぶつかり合うシーンがあるので、その時に出てくる言葉が心に響くものがあったりします。また先の見えないストーリーを純粋に楽しんでもらえたら嬉しいです。それと私のアナウンサーの演技にも注目して観てください。


【ドラマ情報】

毎週月曜夜10:00/フジテレビ系

『エルピス —希望、あるいは災い—』

 長澤まさみが4年半ぶりに連ドラ主演。新たな“月10”ドラマとなる『エルピス-希望、あるいは災い-』は、脚本:渡辺あやと監督:大根仁による、社会派エンターテイント。
 スキャンダルにより落ちぶれたアナウンサーと、バラエティ番組の若手ディレクターが10代の女性が連続で殺された事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った自分の価値を取り戻す姿が描かれます。
 「エルピス(Elpis)」は、古代ギリシャ神話で多くの災厄が飛び出したとされる“パンドラの箱”に残されたもの。良いことの予測として“希望”、悪いことの予測として“予兆”とされています。
 真相へと迫る出演者が、“パンドラの箱”を開けたことでもたらされる混沌の先に待つのは、果たしてどちらなのか。

<出演>
長澤まさみ 眞栄田郷敦 三浦透子 三浦貴大 近藤公園 池津祥子
梶原善 片岡正二郎
山路和弘 岡部たかし
六角精児 筒井真理子
川瀬莉子
鈴木亮平 ほか

公式Instagram  https://www.instagram.com/elpis_ktv/
公式Twitter      https://twitter.com/elpis_ktv
公式TikTok      https://www.tiktok.com/@elpis_ktv_
公式サイト   https://www.ktv.jp/elpis/

【プロフィール】

川瀬莉子

かわせりこ。1996年12月9日生まれ。愛知県出身。身長:165cm。趣味:散歩、読書
特技:バトミントン、和装歩き。第2回ミス美しい20代コンテストグランプリ。「先生を消す方程式。」「シンデレラはオンライン中!」など女優業のほか、2021年8月からBSフジ「冗談来人」では番組アシスタントを担当しマルチな才能を発揮する。2022年10月スタートのフジテレビ系列ドラマ「エルピス —希望、あるいは災い—」では、アナウンサー「川上美咲」役を好演する。

公式Instagram:@kawase_riko_official

公式サイト:https://riko-kawase.fensi.plus/

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