BS-TBS月曜夜の人気番組「町中華で飲ろうぜ」で、今春から新キャストとしてレギュラー出演を果たしたのが、女優として活躍する清田みくり。中華もお酒も、まだまだ勉強中の彼女が、新しい目線で町中華の魅力を発信していきます。ドラマや映画だけでは観ることのできない、明るく、元気で、そしてよく笑う素顔の彼女を、番組を通じて披露してくれるはずです。また5月3日(祝水)公開の映画『水深ゼロメートルから』では、水泳部所属の女子高生「チヅル」役を熱演! “野生児少女”な「チヅル」を見事に演じています。女優業に加えて、バライエティ番組への出演を果たした彼女。その魅力に世間が気付くのも時間の問題かも知れません!
Photo:安田まどか
Text:kukka編集部
初収録を終えた率直な感想を聞かせてください。
町中華の知識がまだあまりない中で、その魅力を少しずつ感じた実感があります。ただ、慣れていないバラエティ番組に出た手応えは、まったく無かったです(笑)。話の途中で噛んでしまうこともありましたし、目線もカメラを見て良いのか見ない方が良いのか、まだまだキョロキョロしてしまうことが多かったですね(笑)
バラエティ番組だと、どうしても“素”が出てくるかと思います。それについては、どう思われますか。
かなり、心配です(笑)。私自身は、自分のことを少し口下手な人だと思っているんです。ゆっくり言葉を考える時間があれば良いのですが、ふとした時に出る言葉があまり上手だとは思っていなくて……。そういう少し不器用な部分が出てしまうのは心配ではあります。ただ、そういった部分も成長していけたらと思いますし、そこも愛されるような要素になれたらと思っています。
どうしても素が出ている映像は見返すと恥ずかしいものですよね(笑)
役者の仕事をしている時よりもどう映っているかを気に掛けることができなくて、ただただ慌ててしまいます。
とはいえ、オンエアはしっかりと見直しますもんね。
当然です(笑)。「ここはダメだ!」「ここは良い!」と言いながら観て、成長していきます♪
一緒に新しくレギュラーになられるのが、樋口日奈さんですね。
はい。まだお会いしたことはないのですが、樋口さんの瓶ビールの飲みっぷりは見ていてとても気持ちよかったのを覚えています。
前任で同じ事務所の先輩でもある坂ノ上茜さんは、5年間番組を担当されたそうですね。清田さんも長くゆっくり町中華とお酒に対して成長できると良いですね。
長くこのお仕事をできたら嬉しいですね。スタッフさんもみなさん優しい方ばかりなので、現場はとても温かい空気です。きちんと成長して、役者の仕事とは違った魅力も出せるよう頑張っていきたいです。
これからいろいろな街にも詳しくなりそうですね。
そうですね。それは和歌山出身者としては嬉しいですね!
清田さんは好きな中華料理といえば、何になりますか。
ネギが好きなので、ネギが入っている料理が好きです。言っているそばから違うんですが、レバニラ炒めが好きです(笑)
確かに、言っているそばから違いますね(笑)
(笑)。でもちょっとニラがネギっぽいので。そういう香りも含めてネギっぽい料理が好きです。あと王道ですが、餃子も好きです♪
番組を通して、いろいろな中華メニューも知れると良いですね。
いろいろと勉強していきたいです。でも、番組以外では、あまり中華屋さんには行かないようにと思っています。もともとあまり中華料理屋さんの知識がない私が、番組以外でいろいろな情報を知ってしまうのはどうなのかなと思っているので。
番組で視聴者に見守られながら、成長していきたいですね。
はい、頑張ります!
町中華とともに、お酒が欠かせない番組でもあります。清田さんはお酒、よく飲まれるのでしょうか。
2、3杯、4杯くらいなら飲んでも大丈夫です!
プライベートで、好きなお酒はなんですか、と聞かれたら何と答えるのですか。
20歳の時はハイボールだったんです。21歳になってからは、ビールが一番好きです♪
番組で初の瓶ビール体験だったそうですが、缶やジョッキのビールとは違っていましたか。
いつもは缶ビールなのですが、泡の立ち方が全然違っていました。あと、炭酸も缶ビールより心地よい刺激だなと思いました。番組収録の緊張感で、私の受け取り方にフィルターがかかっていたかもですが(笑)
番組を見てくれる方に、私のここに注目してほしいポイントがあれば教えてください。
まずは町中華にまだあまり詳しくない私が番組を通して、詳しくなっていく成長過程を観てほしいですね。私自身のこととしては、素の自分を出すことで身近な存在として共感してもらえると嬉しいです。
それでは、「町中華で飲ろうぜ」を観てくれる方々にメッセージをお願いします。
慣れないロケ番組に緊張で頭がパンパンで、発言も噛んだりしどろもどろなところもあるかと思います。どうか温かく見守っていただいて、これからに期待をしていただけたらと思っています。番組が好きでこれまで観てくださっている方に、やっぱり「町中華で飲ろうぜ」は良いなと思って、一緒に飲みたいなと思ってもらえるような人になれるように頑張ります。みなさん、ぜひ観てください!
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次に5月3日に公開される映画『水深ゼロメートルから』で、清田さんが演じる役どころについて教えてください。
私が演じるのは高校生の水泳部に所属する「チヅル」役です。映画の物語は、ある夏休みの一日、たまたま学校に偶然集まった4人の女の子がプールの底に溜まった砂を掃除している最中に、悩んだり喧嘩をしたりして、葛藤する姿を描いた作品です。その中でも「チヅル」は水のないところで練習をする少し変わった女の子です。キャラクター自体も不思議なことをしそうな個性強めな女の子です。声が大きくて、突然叫んだりするし、ずっと動いているし、ある意味極端な行動をとる女の子です。
自身と対比すると、どのような印象がある女の子でしょうか。
作品に登場する女の子それぞれに共感するところがあった印象です。「チヅル」にももちろんあって、それは負けず嫌いなところですね。「チヅル」は野球部なのに泳ぐのが早い男の子に対して、ものすごい闘志を燃やしている女の子なんです。私もゲームで勝てなかったりするとメチャクチャ悔しかったりします!(笑)。買おうとしていた物が私の直前でちょうど売り切れてしまったり、思い通りに行かないことに憤りを感じる気持ちはすごく共感できました。反対に私ともっとも距離を感じたのは、「チヅル」みたいに全力で自分を表現できないことですね。「チヅル」は本能で生きている子なのに対し、私は「これしたら、どうなるだろう」だとか不安になったり、いろいろなことをすぐ考えてしまうタイプなんです。
振り返ってみて、清田さんご自身の高校生はどんな高校生だったと思いますか。
“幅の広い”高校生でした。
“幅の広い” を紐解くとどんな高校生でしたか。
明るく元気な時も、静かで大人しい時もある高校生です。文化祭や体育祭はよく頑張るんですけど、放課後はみんなと遊ばずにすぐに帰ってしまったり、本を読んでいたりだとか、ある意味でギャップのある高校生だったかなと思います。学校自体の雰囲気も明るかったこともあり、そういった私を受け容れてくれたんだと思います。
高校生の時は何部に入っていましたか。
はじめは書道部にいて、途中から応援団に入っていました。
応援団ですか。男子に混じってとかでしょうか。
いえ、男子がいない女子だけの応援団で、女子生徒だけだったんです。
今作を経て、自身で一番経験を積めたなと実感できた点はどのようなことでしょうか。
これは「チヅル」役だったから得られたことだと思うのですが、「解放すること」ですね(笑)。声の大きさもそうですし、動きもそうだし、思考するとワンテンポ遅れてしまうような女の子だったので、考えるよりまず先に動く必要があったんです。そう演じていたら、どんどん声も大きくなっていくし、「そこに行きたい」「こう動きたい」という気持ちが自分の中から生まれてくる感覚を「チヅル」のおかげで得られました。それが振り返ってみて一番に思うことですね。本能のままに近い感覚ですね。
ご自身が出演するシーンを踏まえて、本作の見どころを教えてください。
映画の終盤で生徒それぞれが一歩前に進むシーンですね。作品前半は会話劇が中心になるので、それを楽しんで観てもらい、終盤になるに連れて彼女たちが感情を爆発させていくんです。観終わった時に、そこがすごく強弱が強く映っているので見どころだと思います。私自身は、最後に勝負をするシーンです。そこは前日のリハーサルから監督たちにも「最後のシーンだから」とずっと鼓舞されて、当日もテイクを重ねるたびに、「最後だからね、切り替えて、リフレッシュだよ」と声をかけてもらいながら演じたシーンなんです。そこは注目してほしいところですね。
それでは、映画を観てくれる方々にメッセージをお願いします。
この映画は、もともと高校演劇から始まった、当時高校生の女の子が描いた作品です。女子高生のリアルが描かれた脚本に、山下敦弘監督が加わった作品です。私たちも、劇中はもちろん、休憩時間に泣いたり、宿泊先のホテルで何度も話し合いながら心を込めて作った作品です。観終わった後に、自分の学生時代を思い出したり、自分の頭の中と向き合える作品だと思うので、ぜひ楽しんで観てもらえたら嬉しいです。
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清田さんの近況についても聞かせてください。大学も最終の4年生ですが、これはやっておきたいと思うことはありますか。
学割は使いまくりたいと思います(笑)
(笑)。どんな学割を使いましょうか。
何にしよう……。カラオケ、、かな(笑)。でもどこでも学生料金で行けるところはいろいろ行きたいと思います♪
最近のわたし的ニュース。最近これにハマっています、といったものがあれば教えてください。
前回、インタビューをして頂いた時にハマっていたものがバッティングセンターだったんです。残念ながら、ブームは去り(笑)、今はプロ野球のスマホゲームに今は気持ちが移っています(笑)
(笑)。“野球”というところはブレていないんですね。お気に入りのチームはあるんですか。
無くて、、というか本当に野球のこと、何も詳しくなくて。ただ単に打ちたいだけなんです!(笑) バッティングセンターも良いんですけど、ゲームだとオンラインで対戦できるんです。それが、かなり思考の読み合いで、バッティングセンターとはまた違った楽しみ方があるんです。
実際のプロ野球も観に行けるといいですね。
はい行きたいです。せっかく選手の名前もゲームで覚えたので♪
あと最近していることで、報告しておきたいことはありますか。
自転車に乗って出かけていることがあります。特に目的地を目指していくのではなく、ずっと乗っていることが多いです。知らない街だと道に迷って怖いので、大きな公園の周りとかをずっとぐるぐる乗っているんです(笑)
(笑)。清田さん、東京で好きな場所はありますか。
川沿いの土手が好きですね。特に自転車を停めて眺める訳ではないのですが、土手を自転車で通ったりするのは好きです。
それでは最後に、今後のお仕事の目標を聞かせてください。
「町中華で飲ろうぜ」の番組出演も決まって、私のことを観てくれる人が以前よりは増えると思うんです。番組で私のことを知って、出演する映像作品にも興味を持ってもらい、その作品を観てくれる。そんな相互で良い関係が築けたらと思っています。そうすることで、よりいろいろな方々に影響を与えられるようになるのが目標です。これからも応援よろしくお願いいたします!
【番組情報】
「町中華で飲ろうぜ」
毎週月曜夜10:00~11:00
配信:TVer、TBS FREE、U-NEXT、Amazon Prime Video、Hulu、Lemin
番組公式サイト
公式X(旧Twitter)
公式Instagram
Tver
【映画情報】
2024年5月3日公開
「水深ゼロメートルから」
ヒット作『アルプススタンドのはしの方』に続く高校演劇のリブート映画化企画第2弾となる本作。『カラオケ行こ!』『天然コケッコー』など、青春映画を得意とする山下敦弘監督が、フレッシュなキャスト陣と共闘し、悩みを抱える少女たちの揺れる心と向き合い、掛け替えのない時間をすくい上げている。本作の音楽も手掛けたスカート(澤部渡)による主題歌「波のない夏」にはゲストボーカル としてadieu(上白石萌歌)が参加する。
<キャスト>
濵尾咲綺 仲吉玲亜 清田みくり 花岡すみれ 三浦理奈 / さとうほなみ
<スタッフ>
監督:山下敦弘 脚本:中田夢花 脚本協力:小沢道成 原作:中田夢花 村端賢志 徳島市立高等学校演劇部 音楽:澤部渡(スカート) 制作プロダクション:レオーネ 製作幹事:ポニーキャニオン 配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
©映画『水深ゼロメートルから』製作委員会
作品公式X
公式サイト
【プロフィール】
清田みくり Mikuri Kiyota
清田みくり(きよた・みくり)。2002年8月20日生まれ。和歌山県出身。167cm。特技:エレクトーン・書道。アミューズ所属。
中学生の時に受けたオーディションを機に、芸能界入り。これまでにNetflix「First Love 初恋」、日本テレビ「だが、情熱はある」、テレビ東京「クールドジ男子」などに出演するほか、みずほ銀行「黒島先輩に聞いてみた!みずほダイレクトアプリ編/みずほ口座開設&手続きアプリ編」、NTTドコモ iPhone「ブレない青春篇」などのCMにも数多く出演。2022年9月、初の舞台出演作品となった「世界が朝を知ろうとも」での演技が評判となり、2023年6月公演の舞台「人二人」では初の主演を飾る。2024年4月からは人気番組「町中華で飲ろうぜ」にレギュラー出演。女優としても5月3日公開の映画『水深ゼロメートルから』に「チヅル」役を演じる。舞台をはじめドラマ、映画でも注目を集める21歳。
公式Instagram:@mikurikiyota_official
公式サイト:https://www.amuse.co.jp/artist/A8897