現在、放送中のドラマ「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」で、W主演を飾る山崎まさよし&酒井大成へのインタビュー。女性ファッション誌の若手編集者「石田友也」を演じるのは、スーパー戦隊シリーズの主人公・クワガタオージャーで人気の酒井大成。酒井の真っ直ぐな演技を受け止めるイケオジ料理研究家「三ツ矢歩」役には、音楽はもとより役者としても円熟みのある山崎まさよし。BL作品への出演は初めてという二人だが、息ぴったりの演技で原作漫画とも異なる新たな魅力を劇中で表現しています。そんな二人を繋ぐ多彩な料理が毎回楽しめるのもドラマの魅力です。そんな心もお腹も満たされること間違いない幸せ溢れるドラマです。

Photo :望月宏樹
Text:kukka編集部

山崎:料理研究家で、職業として料理を研究する人物です。自分も普段から音楽を探求はしているので、役柄の性格を除けば、普段から自分がやっていることと大きくは変わらない人ではないかもしれないと思いました。

酒井:出演が決まった時は本当に嬉しかったですね。今回のドラマを撮影する前は1年半以上もの間、戦隊作品に出演させて頂いていました。非現実的な世界観を経験していたので、正直、撮影が始まるまでは、少し不安もありました。

酒井:お会いするまではとても緊張していました。でも実際にはそんなことはなくて、撮影が始まってすぐに「大成くん」と声をかけてくださったんです。はじめから下の名前で呼んでくださったのが嬉しかったですね。

山崎:酒井さんはまだ若いのに、監督ともきちんと向き合ってディスカッションをしていたんです。また、その受け答えがとても素直そうで、そんなやり取りしているのを見て、とても清々しい人だと感じたことをよく覚えています。ドラマの経験がまだ多くない酒井さんが、決して自分を大きく見せようとすることなく、そのことを真摯に受け止めて現場で向き合っている姿がとても印象的でした。ある意味、とても羨ましかったですね。これからまだまだ経験できるんだ、と思えて。

山崎:そうですね。何か奇をてらうようなことをせず、一生懸命さやきちんとした姿勢が良い印象でした。

酒井:ありがとうございます!

山崎:「今はどういう心情なのか」をとても大切にされている印象です。「直前のシーンはこうだから」「こういう気持ちだろうから」といった心情的なところを大切にしている印象を持っています。

酒井:気持ちをすごく大事にしてくださっていました。台詞も台本通りではなく、その時の気持ちで芝居をしていいよ、と言ってくださいました。

山崎:あと、アドリブで面白いこと言ったら、笑ってくれました(笑)。なので、柔軟な考えを持った監督です。

酒井:あのシーンですよね。使われるか楽しみですね(笑)

山崎:ドラマの撮影自体は暑さもあって大変ですが、撮影のロケ地がとても素敵な場所でしたね。

酒井:本当にそうでしたね。

酒井:たくさん食べました♪

山崎:大成くんは一番食べていたよね。僕は作る方の役だから、大成くんほどは食べてないけど。

酒井:僕はもう“鯛茶漬け”で決まりです。

山崎:僕もです!

酒井:撮影シーンが撮り終わってから、食べられていましたよね。

山崎:美味しかったね〜。

酒井:完食されていましたもんね。

山崎:あとは天津飯みたいなオムライスね。

酒井:山崎さん、「三ツ矢先生」役で料理を作っている最中に、これ食べたいなと思ったものありますか。

山崎:やっぱり“揚げびたしぶっかけそうめん”だね。

酒井:料理を僕に出しながら「食べたい」と思うことはなかったですか(笑)

山崎:あったよー。時季的に素麺とかね〜。暑かったし食べたかったよ。

山崎:しますね。

山崎:よく作るのは、ペペロンチーノだね。

山崎:いえいえ、ないです。シンプルに唐辛子の効いたやつで、お酒に合うペペロンチーノです(笑)。ワインをよく飲むので。

山崎:ペペロンチーノはうちの妻が好きなんです。「今日は、ペペロンチーノを作って」と言う時があるんです。そういう時は「今日はあまり料理をしたくない日なんだな」と思っています(笑)

酒井:僕はあまり料理はしなくて。でも、出演させていただいたことで、自分でも何か料理を作れるようになりたいと思いはじめましたね。健康の面も考えて、食事に気を遣っていきたいです。

酒井:僕が演じた「石田」は野球を諦めた過去をずっと引きずっていて、その抱えている葛藤を吐き出すシーンには、ぜひ注目していただきたいですね。あと、三ツ矢先生と出会ってから、お互いを知り、「石田」自身が成長していく過程にも注目してほしいです。

山崎:「三ツ矢」は有名人であり、カミングアウトしている人物です。彼は「石田」を想うあまり、自制することがあるんです。そこからも言えるのは、「三ツ矢」はミステリアスに見えて、心の中ではいつも葛藤している人間だと思うんです。弱い部分もあるでしょうし、意外にうじうじしているところもあるはずです。そういう人間味がある葛藤する「三ツ矢」を観てほしいですね。

山崎:それに加えて実は「石田」から教わることが多いんです。どちらかと言うと「三ツ矢」の方が「石田」よりも殻に閉じこもっている部分があると思うんです。料理をすることで過去を忘れようとするところもあったと思います。そういった中で「石田」と出会い、心を開くようになっていく「三ツ矢」がいると思います。

――――――――――

酒井:スキューバダイビングの資格を取りたいと思っています。沖縄の海とか潜ってみたいです♪

酒井:いえ、誰もしていないんです。でも、今はやったことないことに挑戦したい気持ちなんです。ギターも弾けるようになりたいですし、山崎さんに教えていただいて(笑)

山崎:(笑)

山崎:うーん、そうですね。英語の勉強をやりたいですね。英語を聞き取れるようになりたいです。外国人が何を喋っているか分からないんです。話すことはできなくても聞き取れるだけで、あとは「Oh , YEAH!」と言えばいいですしね(笑)

山崎:あと叶うなら、犬の気持ちが分かりたいです(笑)

山崎:白い柴犬で5歳になります。ソフトバンクのCMに出てくるような。

山崎:「ハク」って言います。

山崎:家族の中で僕のことを一番怖がっていて、下の娘が一番ナメめられていますね(笑)。本当は寝る時も一緒に寝ない方が良いって言われていますよね。目の高さが一緒だと犬が対等だと勘違いして、人間のことナメてかかるみたいです。

酒井:僕も実家で柴犬を飼っていたんですが、家族の上下関係には忠実ですよね。

山崎:お利口では……、なかなか言うことを聞いてくれません(笑)

酒井:柴犬は結構、気性が激しくて言うことを聞いてくれないんです。

山崎:そう、激しいんですよ。ウチの犬は尻尾も振ってくれないし(笑)

酒井:呼んでも来てくれないですし(笑)

山崎:そうなんです、英語と犬語を(笑)。コミュニケーションを取りたいだけなんですけどね。それができるようになったら、次は猫語かな(笑)

酒井:大切な人と食卓を囲みたくなるような温かみのある作品になっていると思います。ぜひ毎回、楽しみに観てもらえたらと思います。

山崎:決して大袈裟な料理は出てこないのですが、あり物でもササっと作れるような素朴さで幸せになれるドラマです。観ている人の心の栄養にもなるような作品になればと思います。

<山崎まさよし>
Style:庄 将司  Hair & Make up:島徹郎(juice)
<酒井大成>
Style:庄 将司 Hair & Make up:茂木梨沙

無料見逃し配信(MBS放送後から1週間):TVer
見放題独占配信:FOD


【ドラマ情報】

「三ツ⽮先⽣の計画的な餌付け。」

若手の編集者・石田友也(酒井大成)は、女性誌の環境に馴染めず悩んでいた。そんな中、編集長・藤堂ゆり子(川面千晶)からの指名で、突如テレビや雑誌に引っ張りだこの人気料理研究家・三ツ矢歩(山崎まさよし)の担当になる。初めての訪問に卒倒するほど緊張していた石田だったが、三ツ矢が振る舞う料理にすっかり胃袋を掴まれ、自分を見つめる三ツ矢の優しい視線、朗らかな人柄、時折見せるかわいさに、なんだが胸が―。三ツ矢の元恋人・野口薫(丸山智己)、カフェバーのマスター・シゲ(宇野祥平)、石田の働く編集部の同僚・相沢千翔(三原羽衣)、三ツ矢の番組のアシスタント・ゆぴ(今森茉耶)らの登場で物語も大きく動き出し…?!大人の色気溢れる三ツ矢とピュアでまっすぐな石田の二人が紡ぐヒューマングルメラブストーリー。

<キャスト>
出演:山崎まさよし 酒井大成 川面千晶 三原羽衣 今森茉耶 /丸山智己 / 宇野祥平
原作:松本あやか『三ツ矢先生の計画的な餌付け。』(ぶんか社刊)
監督:野尻克⼰(ドラマ「きのう何⾷べた?」、映画『鈴⽊家の嘘』)
脚本:吉川菜美(Netflix「彼⼥」、映画『交換ウソ⽇記』)
音楽:原田智英
制作プロダクション:レプロエンタテインメント
製作:「三ツ⽮先⽣の計画的な餌付け。」製作委員会・MBS
©「三ツ⽮先⽣の計画的な餌付け。」製作委員会・MBS

■MBS:毎週⽊曜25:29〜(1,2,3話のみ25:39〜)
■テレビ神奈川:毎週⽊曜25:00〜
■テレビ埼⽟:毎週⽉曜24:00〜
■群⾺テレビ:毎週⽕曜24:30〜
■とちぎテレビ:毎週⽔曜25:00〜
■チバテレ:毎週⽊曜23:00〜

無料見逃し配信(MBS放送後から1週間):TVer
見放題独占配信:FOD


【プロフィール】

山崎まさよし  Masayoshi Yamazaki

1971年12月23日生まれ。滋賀県出身。176cm。オフィスオーガスタ所属。 1997年公開の主演映画『月とキャベツ』の主題歌「One more time, One more chance」がロングヒットし、ブレイク。精力的な全国ツアーを行ってきたほか、全国各地のフェス・イベントへの出演、ミュージシャンとしてのセッション参加なども数多く、音楽ファンのみならず多方面から支持を得ている。2020年9月25日にデビュー満25周年を迎え、2021年9月22日アニバーサリーイヤーの締め括りとなるメモリアルアルバム『STEREO 3』をリリース。2024年7月期放送のMBSドラマ「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」では、料理研究家「三ツ矢歩」を演じるなど、俳優としても活躍。9月25日には、デビュー30周年イヤー突入を記念し、ドラマ主題歌シングル「フリト」を発売する。

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酒井大成  Taisei Sakai

1998年4月1日生まれ。福岡県出身。174cm。趣味:フットサル、ギター、映画鑑賞。特技:サッカー。レプロエンタテインメント所属。レプロエンタテインメント30周年を記念した主役オーディションで約5,000名の応募者の中から選ばれた。事務所所属の半年後にはスーパー戦隊シリーズ「王様戦隊キングオージャー」で主人公・クワガタオージャー「ギラ」役に抜擢。ほか、BSテレビ東京「親友は悪女」にレギュラー出演、映画「イカロス片羽の街」に出演するなど実績を重ね、2024年7月期放送のMBSドラマ「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」では、新米編集者「石田友也」役を演じ、山崎まさよしとW主演を果たした。

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