6/20(土)に20歳の誕生日を迎える南琴奈が、前日の6/19(金)に写真集『水光』(Mizu no Hikari)を発行します。刊行にあわせて訪れたタイでの開放的な写真は、どれも素顔を素直に覗かせたものばかり。タイでの撮影のほか、これまで写真家・松岡一哲氏が撮り下ろしてきた中学生時代からの貴重な写真も多数掲載。インタビュー中、特に印象的だったのは「私の写真集を一体誰が欲しいんだろう」と言い、終始、不思議そうにしていた姿。出演作品が次々に控える、今やすっかり人気者の彼女だが、その自然な感覚こそ、多くの写真家や映画監督らが惹かれる魅力の一つかもしれません。そんな見た目もハートも清く透明感に包まれた南琴奈のインタビューです。

Photo:南部恭平
Text:kukka編集部

初めて写真集を出した14、15歳の頃から「次は20歳の記念に出したいね」と冗談半分に話していました。具体的な話をするようになったのは、2年ほど前からです。

今年の1月に撮影したのですが、気温が35℃くらいあって、とても暑かったです。実は、タイに行く1週間前は北海道ロケでのマイナス10℃の世界にいたため、気温差40℃以上を短い期間で体験することになりました(笑)。余計にタイの暑さを感じました。

写真集の話が具体的になった2年くらい前に、一哲さんたちから「写真集を撮るならどこで撮影したい?」と聞かれていたんです。その時に、「タイ料理が好きだったのでタイに行ってみたいです」と何気なく話をしたことが、そのまま実現して本当にタイで撮影することになりました。それにタイの街並みやローカルな空気感が、きっと一哲さんの写真に合いそうだなとも思いました。でも、一番の理由は、純粋に私が行きたかったからです!

パタヤに行きました。パタヤビーチとその周辺です。弾丸での旅でしたが、リゾート地だったので、撮影中はテンションも上がっていました(笑)

すごくエネルギーに満ち溢れていましたし、現地の人たちはみんな開放的でした。自分のことを大切にしている人が多いなと感じました。みなさん、自分の欲望に忠実というか(笑)。その感じが私は好きでした。ただ、逆にエネルギーを吸い取られちゃうんじゃないかと思うほど、現地の人たちのパワーはすごかったです。圧倒されることも多かったのですが、居心地の良い、すごく不思議な感覚でした。

もとともと、写真が出来上がってみてから、そこから感じたもので、タイトルをつけたいと思っていました。撮っていただいた写真はどれも綺麗な光が印象的だったのと、表紙の写真と一番しっくりくるタイトル「水光」(Mizu no Hikari)に決めました。

15歳の時に出した写真集は、作品撮りをして良い写真が撮れたこともあり、「1年間を追って一冊にまとめよう」と言っていただいて作ることになりました。自分の写真集ではあるのですが、ある意味ではスタッフのみなさんに“おまかせ”して出来上がったものでした。だから、“自分のものだけど、どこか別のもののような”感覚もあったんです。でも今回は、タイトルや写真のセレクト、衣装やメイクなど、自分の意見やアイデアをたくさん伝えてきましたし、それを取り入れていただきました。前回よりも、自分自身がしっかり関わって作り上げた一冊になったと思います。

パタヤで借りていたヴィラのプールサイドで撮った写真です。プールから上がったそのままの写真で、どんな表情をしていたか自分でも分からないくらい、自然な瞬間を切り取っていただきました。この表紙写真は、みなさん満場一致で決まりました。ほかの写真と比較することもなく、この写真だけを見て「表紙はこれがいい!」となりました。迷いなく、決めた一枚です。

パタヤビーチにも行きました。ビーチではみんな好きなことをしていて、そののどかな雰囲気がとても好きでした。犬種の分からない犬たちがたくさんいて、とても人懐こかったのを覚えています。

初日の夜に、海鮮料理を食べました。料理名は分からなかったのですが、タイ料理ぽい料理でした(笑)。でも撮影中、あまりタイ料理は食べられなかったんです。

いえ、単に時間がなかったんです(笑)

カオマンガイは美味しかったです♪ あと、マンゴージュース! 甘めなものと少し酸味があるものと2種類があって、それをグビグビ飲んでいました(笑)。マンゴージュースの二本飲みしている姿も写真集に収められています(笑)

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コンセプトのように固く決めたものはなかったんです。
ただ、事前の打ち合わせで一哲さんから「楽しんでくれるのが一番」と言っていただいていました。ヘアメイクさんやスタイリストさんも、これまでお世話になってきた方々だったので、その言葉通り、気負わずに撮影を楽しもうと思っていました。そのおかげで、自然体の表情をたくさん写真に収めてもらえたと思います。「私、こんな顔していたんだ」と思うような、自分でも気づいていなかった表情もたくさん写っています。

数えきれないほどたくさんの写真を撮ったので、選ぶのも大変でした。ただ本の構成は、撮影をした順に近い形で並べられているんです。最初から見ていくと一緒に旅をしている気分になってもらえるかもしれません。また、タイで撮影した写真だけでなく、中学生の頃から一哲さんに撮っていただいた写真も入っています。そうした写真を見返すと、成長するにつれて表情も全然違ってきたんだなと感じました。

はい。私の10代がぎゅっと詰まって一冊にまとまっています。

>>5年前のインタビュー記事はこちら

(笑)。先ほどもお話した“自分のものだけど、どこか別のもののような感覚”があったから、そういう言葉が出たんだと思います。「客観的に見ていた」のではなく「これが本当になのかな」という不思議な感覚だったのかもしれません。もうその頃には戻れないので、そう考えると、それもまた貴重なことだなと思います。当時の初々しさはあの時にしか出なかったものなので。今回は、それとはまた違った一面を見ていただけるのではと思っています。

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高校生の「小野田恵美(メグ)」役です。思ったことを素直に言葉にする、すごく正義感の強い子です。曲がったことは嫌いで、自己主張もできる子です。原作を読んだ時に感じたのは、表情をあまり変えずに、喋るので、どのくらいのテンションでいる子なのか掴めなかったことでした。

「メグ」の強さや真っ直ぐさが、観る方に本意とは違う形で伝わってしまわないようにしたいなと考えていました。そのバランスが難しかったです。言い換えると、人によっては誤解されてしまいそうなほど、ストレートな子です。行動力があることはもちろん、単に正義感が強いだけではなく、相手の気持ちも汲み取ることもできます。思いやりがあって、人情の深さもある。私が好きな「メグ」の言葉には、「人のSOSには常に敏感でいたい」という言葉があるのですが、誰かが助けを必要としている時に、自然と手を差し伸べることができる子なんだと思います。

「親切だといって、関わらないようにすることは、自分自身が楽だから。相手の意思を尊重した風にすれば、責任を取らなくて済むもんね」という台詞があります。それがこのドラマの核を突いていると思います。主人公の「三井宏太」は、他人との関わりがドライなところがあるんです。私も含め、現代社会ではそういう考え方に陥りがちな気がして、少しハッとさせられるところがありました。同時に、この物語で伝えたいことの1つでもあると思います。それをストレートな言葉で伝えられる「メグ」は、強い人だと思いましたし、魅力的でもあると思いました。

>>フジテレビ「スピナーベイト」公式サイト

誕生日当日に、渋谷でイベントを行います。
また、広尾のギャラリーでは写真展も開かれます。足を運んでもらえると嬉しいです。
>>発売記念イベントの詳細はこちら
>>写真展の詳細はこちら

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先日、高校時代からの親友に「何か食べたいものある?」「今年はどんなケーキがいい?」と聞かれました(笑)。「お祝いしてくれるんだ♪」と思いました(笑)。お互いに毎年祝い合っているんです。

父がお酒好きなんです。どうやら一緒に飲みたがっているらしいので(笑)、美味しいお酒を父と飲めたらいいなと思います♪

父と違い、母はお酒が得意ではないんです。なので、楽しめる程度に飲めたらいいなと思っています。

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理想像のようなものはないのですが、どちらの思いもあります。
演じた役が愛されて、その役を通して私を知ってもらうこと。その役のイメージがつくのも嬉しいことです。逆に、私が出ている作品だから観てみようと、その作品を観るきっかけになれたら、それも嬉しいことです。

それと、出演しているのに気づかれない、○○○役の人と言われるのも嬉しいです。「この作品に出ていることを知らなかった」「作品ごとにイメージが違う」と、言っていただけたら幸せです。私自身でなく、作品としてその役の存在を楽しんでもらいたいです。

毎回、どの作品でもみなさんから大きな影響を受けています。映画やドラマの現場では、大の大人のみなさんが、作品づくりをとても楽しそうにされているのを見ると、自分もそこに関われて幸せだと感じています。

それができていないんです(笑)。残したほうがいいとは思っているのですが、いざ文字に起こすと「違う、私が言いたかったことは、そういうことじゃない」となっちゃうんです(笑)。難しいです。。

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写真集を出すことは、私にとってひとつの区切りでもあると思います。イベントも、普段はなかなかみなさんとお会いできる機会が少ないので、大きな出来事ですし、本当にありがたいことだと感じています。
実は写真集を出すことに少しだけ不安なこともあるんです。ふと客観的に考えてみて「わたしの写真集、欲しい人なんているのかな?」と(笑)

はい。でも嘘だと思っているんです、インターネットの世界だけの。
作品の感想を書いくださる人やSNSをフォローしてくださる方もみんな。
実態として体温を感じることがあまりにもなさすぎて、ついそう考えてしまうんです。「みんな本当にいるの?」と(笑)

今回、写真集のために、本当にたくさんの方が関わってくださいました。アートディレクションの方も「作っているのがすごく楽しかった」と言ってくださったんです。私の写真集をこんなにも愛を持って作ってくださったんだという、感謝の気持ちが強くあります。そういった多くの方の気持ちがあって、写真集が発売され、みなさんが買ってくださる状況が生まれるんです。すごくありがたいことだなと思います。

10代という人生の貴重な時期を、こうして素敵な形で残していただけたことは、幸せなことだなと思っています。今の環境は幸せなことが循環しているんです。本当に幸せ者だなと思います(笑)。
だからこそ、誕生日のイベントでは、日頃の感謝の気持ちをみなさんにお伝えできたらと思っています。そして、一冊一冊、できる限り自分の手でお渡ししたいと思っています。みなさんにお会いできることを楽しみにしています。


【写真集情報】

南琴奈 写真集『水光』(Mizu No Hikari) (小学館)

発売日:2026年6月19日(金)
定価:4,180円(税込)
判型/頁:A4変/128頁
ISBN:ISBN978-4-09-682522-8


【イベント情報】

南琴奈 写真集『水光』(Mizu No Hikari) 発売記念イベント

日時:2026年6月20日(土) 12:00 ~
会場:東京-渋谷 HMV&BOOKS SHIBUYA 6Fミュージアム側イベントスペース
>>詳細・チケット購入はこちらから


【写真展】

写真展『南琴奈「2020-2026」写真・松岡一哲』

会期:2026年6月20日(土) 〜 7月6日(月)
営業時間:13:00 – 20:00 (火水 休館日・入場無料)
場所:see you gallery
東京都渋谷区広尾1-15-7 2F
恵比寿駅徒歩5分
https://seeyougallery.com/exhibitions/minami-kotona-2020-2026_ittetsu-matsuoka


【出演情報】

6月30日(火)25時30分よりフジテレビ(関東ローカル)にて放送

ドラマ「スピナーベイト」

さえない男子高校生・三井宏太は、親友の内新次郎の誘いでフィッシング部に入部。町の秩序を守る正義の味方と聞いていたが、その実態はヤクザが元締めをする恐喝まがいの自警団“スピナーベイト”だった。強引に犯罪を取り締まり、稼いだポイントによって絶対服従の序列が決定する中、三井は未だゼロポイントのまま、鬱屈した日々を過ごしている。同じ頃、町を揺るがす連続殺人事件が発生。三井の前に、殺人犯の手帳を拾ったという不審な男が現れ――!?

<出演>
加藤清史郎/駿河太郎/萩原護/南琴奈/奥野壮/高橋侃/吉田晴登/吉澤要人(原因は自分にある。)/伊藤あさひ/桃児/仲野温/吉村界人

<スタッフ>
監督:平瀬遼太郎
脚本:大久保ともみ(1・10・11話)/西垣匡基(4・5、8・9話)/三谷伸太朗(2・3・6・7話)
音楽:西村大介/DUNK
制作プロダクション:セディックドゥ
製作:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
原作:此元和津也
©此元和津也/幻冬舎コミックス/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
公式サイト:https://www.nbcuni.co.jp/jcon/spinnerbait/


【プロフィール】

南 琴奈 Minami Kotona

2006年6月20日生まれ。埼玉県出身。164cm。ボックスコーポレーション所属。 
話題を集めた2020年Mr.Children「DocumentaryFilm」をはじめ、以降Vaundy、Official髭男dismなど数多くのにMV出演し、その存在を広げて注目される。2023年Netflix「舞妓さんちのまかないさん」で連ドラデビューを果たし、その後、同年公開映画 『アイスクリームフィーバー』、2025年CX・KTV系 月10ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」、映画『ミーツ・ザ・ワールド』などに出演。2026年には1月に公開の映画『終点のあの子』、2月に初の主演映画『夜勤事件 The Convenience Store』、3月に映画『90メートル』 に出演するなど、話題作への出演が続く。また、『ミーツ・ザ・ワールド』で演じた「鹿野ライ」役が評価され、第35回日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞。名実ともに、いま最もっとも注目される若手俳優として脚光を集めている。
公式Instagram:@kotona_minami
公式サイト:http://www.box-corporation.com/kotona_minami

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