1話3分以内で楽しめる動画配信アプリ「BUMP」。現在、配信中の話題作「プロ彼女の条件〜芸能人と結婚したい女たち〜」で、主人公の女子大生役を演じたのが女優・モデルとして活躍する「坂東希」へのインタビュー。E-girls、Seventeen専属モデルとさまざまな活動を経て、女優としての道を本格的に歩み出した彼女に、本作への思いや撮影エピソードを伺いました。女優業の話のほか、プライベートでは愛犬家&ひとり旅派な一面も披露。飾らない自然な振る舞いと屈託のない笑顔が魅力的な彼女。女優・坂東希のこれからにぜひ注目です!

Photo & Text:kukka編集部

ミスコンのグランプリ候補になるほどの女子大学生「宮近京香」役を演じています。まだ通い始めたばかりのいわゆる“港区女子”で、有名芸能人と結婚してママタレントな生活に憧れています。一見、気が強くて口も悪い女の子なのですが、ピュアな部分も持ち合わせています。言い換えれば、ピュア過ぎるがゆえに“港区女子”としてどっぷりハマってしまう子でもあると言えます。

“港区女子”の役をいただいたのは、今回で2回目になるんです(笑)。一般に言う、港区で遊んでいる女の子やただの女子同士のいがみ合いではなく、プロ彼女としてここまでのことをしてしまうんだという展開が待っています。ある意味では、人が変わっていく姿を垣間見られるようなことが描かれています。1話が短い時間なので、テンポ良く人間関係を描いていく作品かと思いきや、実際は心情の深いところまで掘り下げていく作品です。それが私には、結構驚きで「ここまで深く描くんだ」と意外性を強く感じました。

先に脚本を読んでから、マンガを読みました。文章だけより絵があることで、ポップさを少し感じるのかと思いきやディープで毒々しかった印象です(笑)。そのさじ加減というか塩梅について、監督とはよく話し合いながら撮影をしました。「京香」の感情が激しさや目まぐるしさも意識しつつ、彼女の一貫性も考えました。彼女を計算高く演じすぎてもいけないとも感じていました。

最初に話をさせていただいたのは、ただの嫌なやつに思われるのではなく、ピュアすぎるからこそ素直に思ったことを言ってしまう女の子でいようということでした。いわゆる“嫌なやつにはしない”ことをキーワードにしたんです。そこが彼女を演じる上で面白いところで、一見したところ、女子から嫌われそうな女子なんですが、誰しもが少しだけ共感できる部分も持ち合わせているような存在を意識しました。

そこが演じていても面白かったです。見るからに嫌な女の子なのですが、実はピュア過ぎることがその根っこにはある。ある意味、可愛い子の要素を引き出されていくのが演じていても面白かったです。その表現の塩梅も、一度テストでやってから監督と話をし、うまく調整しながら撮影をしました。

セリフをきれいに言い過ぎてしまわないことなどですね。例えば、感情に任せて怒ってしまうようなシーンで、絵としてはワッと勢いで怒っているけれども「相手への怒り」よりは「相手に負けたくない」、その一生懸命さを大事にしました。怒っている矛先が、単に相手に対してではなく、どこか自信の無さにあるところを表現できたらと思って演じました。単に嫌な女の子に思われるのではなく、少しでも観ている人にピュアさを感じてもらうことが「京香」役の醍醐味でした。もちろん、演じていても楽しかったです。

すごく短期間でハードな撮影日程だったのですが、スタッフのみなさんの空気感がとても良かったんですドラマの内容とは反して、みなさんが冗談を言い合うような平和で和やかな居やすい雰囲気でした。

「京香」はそういった世界で色々な人に出会い、惑わされてしまったところもあると思うんです。私もこの仕事をしていると色々な人に出会って色々な方に意見やアドバイスをもらうこともあるんですが、最終的には自分をブレずに持っていないと、どんどんと流されてしまうので、きちんと自分を持った上で人と接するようにしたいと思います。

これまではE-girlsに所属しながら芝居をしていたこともあり、役者としてのお仕事に対するコンプレックスがありました。お芝居は自分ひとりだけでは完成しない、制作スタッフや俳優さんの努力があってできるものだと思うんです。だからこそ、出会った縁を大切にし、そこから生まれる仕事を一生懸命に頑張っていきたいです。

確かにそうですよね。私自身は港区女子とは畑違いな人だと思っています(笑)。ただ、このお仕事をする上で「◯◯ぽいね」と人に言われることは、ある意味では大事なことですし、そう思われるまでの道も大切だと思っています。 “港区女子”限定に思われるとまた違うのですが、強い女の子として思ってもらえるようであれば、ほかの作品にも繋がると思うんです。それもあって、こういった役が続くことは、嬉しいことですね。

(笑)。いつもあんなに脚を出すことになったら大変ですね(笑)

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昨年末に出演させていただいたNetflix『韓国ドラマな恋がしたい』では、すべて韓国語でのお芝居だったんです。撮影中はそのことに必死だったのですが、オンエアを観たら、韓国語をきちんと勉強したいと思いまして、それで今年に入り本格的に勉強を始めました。英語よりは韓国語の方が、耳に単語が入ってくる気がして、いけそうな気がします(笑)。SNSでも韓国語の勉強を報告することで、自分を鼓舞して頑張っています。

犬を飼っているので、犬中心の生活を送っています。普段、仕事で家を不在にすることも多いので、休みの日は一緒に居てあげなきゃという気持ちがあります。なので、お休みは部屋で犬と戯れて、ゆったり過ごすことが多いですね。

はい、犬なのに「ねこ」っていう名前なんです。紛らわしくてすみません(笑)

いえ、一人暮らしをして初めて「ねこ」を飼いました。最初は中々慣れなかったけど、私からこんなに高い声が出るのかと思いましたし、私にもちゃんと母性があるんだと実感して驚きました(笑)。元々は家にいるのもあまり好きではないタイプで、用事がなくても外に散歩に出かけることが多かったんです。「ねこ」を飼ってからは、家に居てくれる子がいて、散歩も連れて行ってあげたら喜ぶし、生活が一気に変わりました。

もうすぐ5歳になるので、もう5年一緒にいますね。

もちろんです(笑)。でも本当にご飯とかに出かける回数は減りました。もともと時間ができた時に、誰か居ないかなと探すタイプではないのですが、「ねこ」を飼ってさらに減りましたね。

シカやイノシシの肉を食べさせてあげています。

はい、犬用のがあるんです。面白いのが、シカやイノシシの肉は廃棄になる部分が多いそうなんです。だから意外とサスティナブルな食事になっているんだそうです。カラダにも良いそうですし。

沖縄に一度も行ったことがないのと、旅行には一人か母親としか行ったことがないこともあり、友人と沖縄に行ってみたいと思っているんです。ただ、私と同じように、一人旅もするタイプの友人と話をしていたら、「友だちと旅行をしないタイプの人は、行き先に沖縄を選ばないよね」と話が落ち着いたんです。その時に、私の沖縄への道は閉ざされました(笑)

テンポ感のあるドラマなので、まずは第1話を観てもらえたらと思っています。ドラマの展開とともに登場人物全員の印象がどんどん変わっていくところも面白くて見どころです。みんなの知らない、こんなにも危ない世界があることを観て知ってもらいたいと思います!


【ドラマ情報】

BUMP配信ドラマ 配信中
「プロ彼女の条件〜芸能人と結婚したい女たち〜」

芸能人やスポーツ選手とばかり付き合う一般女性“プロ彼女”をテーマにした愛憎劇。

<キャスト>
坂東希、椛島光、内藤秀一郎、袴田吉彦
<スタッフ>
脚本:満斗りょう 監督:八重樫風雅 プロデューサー:久松大地、阿部裕樹 共同プロデューサー:前田けゑ、MASUNARI
原作:「プロ彼女の条件 芸能人と結婚したい女たち」hina/acca (ゼノンコミックス/コアミックス)

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【プロフィール】

坂東 希 Nozomi Bando

坂東 希(ばんどう・のぞみ)。1997年9月4日生まれ。東京都出身。167cm。特技:ダンス(クラシックバレエ、ヒップホップ)エレクトーン、アクション、殺陣、韓国語(勉強中)。趣味:犬の散歩、料理。ステッカー所属。
2011年、Flower、E-girlsに加入し、2012年にはドラマ「GTO」で女優デビューを果たす。ファッションモデルとして、『Seventeen』の専属モデルとして活躍後、ELLE girl  UNIなどでも活躍。女優としては、2021年TBS「プロミス・シンデレラ」、2023年フジテレビ「テッパチ!」、2023年映画『正欲』高見優芽役などで注目を集める。2024年4月23日からはBUMP配信ドラマ「プロ彼女の条件〜芸能人と結婚したい女たち〜」に主演・宮近京香役として出演。また、2025年7月公開の舞台「消えていくなら朝」へも出演する期待の女優。
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