中学校の3年間を不登校で過ごした武田かりん監督が、タイムマシーンに乗って過去の自分を助けに行きたいとの想いで製作した映画『ブルーを笑えるその日まで』。

「不登校」「いじめ」「中高生の自殺」など重い題材を扱いながらも、エンターテイメントに落とし込み、老若男女問わず心に響く青春ファンタジー映画として国内映画祭を席巻した。

2023年12月アップリンク吉祥寺で劇場公開を迎えると、連日多くの観客が押しかけ、5度の上映延長、2ヶ月間のロングラン上映となった。その勢いは地方各地でもおとろえることなく総動員人数は3,000人を突破。そして今夏、待望のアンコール上映が決定した。

武田かりん監督は「10代の死因で1番多いものが自殺だということをご存知ですか? 私が生まれて初めて「死にたい」と口にしたのも、中学1年生の夏休みでした。ひとりぼっちだった当時心の支えになっていたのは、大人になった私がタイムマシーンに乗って助けにきて味方になってくれる・・・そんな空想でした。一度は死を選んだ“あの頃”から10年生きて、やっとわかったこと。それは、世界はとても広く、青空はこんなに美しいこと。そして「生きていればいつかきっと」は本当だったこと。私はそれを君に伝えるために、この映画を作りました。タイムマシーンはないけれど、物語には時空を超えることだってできる魔法があると、私は信じています。この映画はきっと、あの頃夢見たタイムマシーンです。」と夏の上映に向け力強くコメント。

監督:武田かりん

主題歌には多くの人に勇気を与えてきたRCサクセションの名曲「君が僕を知ってる」を使用。
忌野清志郎のロックな歌声と内気な中学生2人の青春が共鳴した奇跡のラストシーンは必見。

映画『ブルーを笑えるその日まで』アンコール上映はアップリンク吉祥寺にて8/9(金)から8/31(土)まで。


【映画情報】

2024年8月9日(金)〜8月31日(土)

映画『ブルーを笑えるその日まで』

<イントロダクション>
ひとりぼっちの女の子同士が出会い、初めての友だちと過ごす、”夢のような夏休み”。しかし、そんな楽しかった夏休みも終わりに差し掛かる。8月31日、新学期が憂鬱な彼女たちは、ある行動を起こすのだった ̶̶本作は、自身のコンプレックスであった中学時代の記憶をモチーフに学校という小さな世界で感じる孤独へ向けて、監督自身が夢を叶える映画だ。武田かりん監督は、本作が初長編作品ながら「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023国内コンペティション長編部門」にノミネートされるなど今後の活躍が期待されている。主人公のアンを演じるのは渡邉心結、もう一人の主人公のアイナを演じるのは角心菜。本作が映画初主演となるフレッシュな二人が鮮やかに演じている。また、主題歌のRCサクセションの名曲『君が僕を知ってる』が、二人の苦しみに優しく寄り添う。「映画というタイムマシーンに乗って、あの頃の私と君の元へ届けたい」そんな切実な想いが詰まった“夏休み青春ファンタジー映画”が誕生した。

<あらすじ>
安藤絢子(アン)は学校には馴染めない、ひとりぼっちの中学生。薄暗い立ち入り禁止の階段が唯一の居場所だった。そんなある日、不思議な商店で魔法の万華鏡を貰う。それを覗くと立入禁止の扉が開きその先の屋上には同じ万華鏡を持った生徒、アイナがいた。二人はすぐに仲良くなり夢のような夏休みを送るのだが、屋上には「昔飛び降り自殺した生徒の幽霊が出る」という噂があった。その幽霊がアイナなのではないかと疑念を抱きながらもお互いにとってかけがえのない存在になっていくのだが……。

<作品情報>
『ブルーを笑えるその日まで』(2022/日本/99min/シネマスコープ/カラー/DCP)
[キャスト]
渡邉心結、角心菜、丸本凛、成宮しずく、佐藤ひなた、夏目志乃、片岡富枝、宮原俐々帆、根本拓洋、鳥谷宏之、土屋いくみ、若林秀敏、松澤可苑、荒澤智也
[スタッフ]
脚本・監督:武田かりん
プロデューサー:田口敬太、協力プロデューサー:田中佐知彦
撮影:上野陸生/照明:稲葉俊充/美術:野中茂樹/ヘアメイク:吉田冬樹/助監督:平岡凌/制作:田丸さくら
主題歌:RCサクセション『君が僕を知ってる』(Licensed by USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY)

製作:映日果人/武田かりん/kotofilm 配給:映日果人/配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
協力:埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
©2023 ブルーを笑えるその日まで

公式HP
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