雑誌「ニコ☆プチ」を経て、現在『Popteen』の専属モデルとして活躍する香音。子どもの頃からメディア等で活躍してきた彼女も4月で20歳を迎えます。そんなティーンを卒業する自身への贈り物とも言える初のカレンダーは彼女の今現在をそのままに写し出したもの。女優への活動の場も広がり、さらなる飛躍が期待される彼女にカレンダー撮影のエピソード、20歳の女性へと変わりゆく今についてインタビューしてみました。
Photo:きるけ。
Style:志田 舞
Hair & Make up:榊ひかる(Lila)
初めてのカレンダーを出す、今の率直な気持ちを聞かせてください。
2年くらい前からカレンダーを出したいと思っていたので、実現できてとても嬉しいです。1月に撮影をしたばかりなので、撮りたてホヤホヤです♪
撮影に際して、テーマやコンセプトを設けられたのでしょうか。
「透明感」と普段あまり見せない「大人っぽさ」を表現したいと思っていました。あとは「私の大好きなキラキラを入れたいです」とかキーワードを出すことでスタッフさんとイメージを固めていきました。また撮影の当日、現場でスタッフさんと話しながら、その場で色々決めたこともすごく特別なことでした。私が手掛けている洋服ブランドで商品を決めるとき、かなり細かくコンセプトやイメージを詰めていくのですが、今回の撮影ではその時その時を大切にしながら決めていった点はいつもと違い新鮮でした。直感で判断する楽しさがありましたね。
今回の撮影スタッフは香音さんからオファーされたのでしょうか。
はい、どの方も憧れの方々にお願いしました。最高のスタッフさんたちと撮影ができたので、とても嬉しかったです。衣装やメイクなどイメージを伝えさせて頂き、最高な撮影ができました。私の新たな部分も出せたかなと思いますし、とても新鮮でした。本当に、ミラクルなメンバーでの撮影が出来ました!
お気に入りの一枚はありますか。
12か月あるので、いろいろな表情やテイストを詰め込もうと思いました。“ さくらんぼ ” が好きなのでそれをモチーフにした服を着たりアクセサリーを付けてみました。また、普段あまりしない大人っぽい艶感を重視したメイクのほか、好きなキラキラしたグリッターを取り入れ表現ました。例えば、7月の写真は目の周りにグリッターを入れた以外は、ほぼすっぴんで撮影したり、12月はニットの服を着た撮影をしました。表情も笑っているものがあったり、目線を外したものがあったり、月ごとに変えています。その月らしさを入れながら、香音らしさも出してみました。
撮影後の写真セレクトも香音さんご自身でされたそうですね。
写真のセレクトもはじめは2時間くらいで終わるのかなと思っていましたが、実際は何千枚も撮った中から選ぶため、ものすごく時間がかかりました。セレクトして月ごとに12枚を並べてみると「こっちのほうがいいかも」とかなって、またスタッフさんと時間をかけて組み直したりしました。こうやってカレンダーが作られるんだと思うと、全部がドキドキで楽しかったです。また4月が私の誕生日なので、その4月に私らしい要素を入れておきました。とくに私の誕生日の20日の部分に注目してほしいです♪
普段のモデルでの撮影と今回のカレンダーでの撮影、大きな違いはありましたか。
雑誌の撮影だと、どう洋服をキレイにみせられるかとか、メイクをどう可愛く見せられるかを意識していますが、カレンダーは完全に自分自身を魅せるように意識しました。「香音ワールド」と言っているのですが、私の世界観を意識しながら、ふだん見せて来なかったナチュラルさや大人っぽさをカレンダーでは見せられたらと思っていました。なので、雑誌のお仕事の時よりもプライベートな自然らしさを考えて、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクの方々とよく話し合いながら作りました。いつもより〝みんなで作った″と感じられた撮影だったと思います。
出来上がったカレンダー、ご自身はどこに置かれますか。
玄関に置いておきたいですね。“ただいま”“おかえり”を毎日言って(笑)。あと1つ下に弟がいるので「毎月、お姉ちゃんを見ているように」と言ってプレゼントします(笑)。もう一つ、家族みんなに見て欲しいのでリビングにも置こうと思います♪
プライベートのお話も聞かせてください。高校生から大学生になって、この一年はどのような年でしたか。
学校はずっとリモートでの授業でしたが、学生と仕事の両立をうまくできた一年でした。実際には学校には行けなかったので憧れていたキャンパスライフは送れていなかったのですが、それでも楽しくオンラインでの授業やミーディングに参加できました。あと、パソコンのキーボード入力が早くなって嬉しかったです(笑)。ずっとオンラインだったため、大学で友だちができるか心配でしたが、オンラインでも友だちはできたので意外に悪くないなと思いました(笑)。
「香音」にちなんで、19歳の今、聴いている「音楽」と好きな「香り」を教えてください。
音楽はよくヒップホップを聴いています。唾奇さんとかLEXさん、KANDYTOWNさん、Tohjiさんとか聴きますね。ロックも好きで、よくみんなから意外な音楽を聴いているねと言われるんです(笑)。香りは、お花の香りがするディオールの「ブルーミングブーケ」が大好きです。
どんな時にその香水は付けるんですか?
お仕事の時や気分を上げたくなる時に付けるようにしています。もともと母が使っていて、その影響もあって私も付けるようになりました。
4月20日に20歳を迎えられますが、どんな20代にしてたいですか。
ティーンではなくなるので、いろいろ自立をしていきたいと思っています。でもまだ20歳になる自覚はあまりなくて……。25歳くらいにならないと20代になった自覚がでないかもしれないですね(笑)。
とくかく朝、起きるのが苦手なので、目覚まし1回で起きられるようになりたいなと思います(笑)。それと日常が戻り学校へ通えるようになっても、いま以上に学校と仕事の両立をしっかりやって行こうと思います。あとは、パクチーを食べられるようになりたいです(笑)。
今年から女優業にも挑戦されるとのことですが、具体的にどのような活動を予定されていますか。
4月10日スタートの連続ドラマ「高嶺のハナさん」で天井苺役をさせて頂きます。すごく計算高くて、あざとくて、男の子にモテるために生きてるみたいな女の子です。見た目の甘さとは反対に、中身は真っ黒な女子と思ってもらえるとすごく分かりやすいと思います。キュンキュンな部分とブラックな部分とかなりメリハリの効いたシーンが多くて、絶賛撮影中です。すごく楽しんでいて、お芝居を勉強しながら挑んでいます。また今回、この役を演じるにあたって髪を15センチ、バッサリと切りました。ずっと髪を切りたかったんですが、切るならお仕事で切りたいと思っていました。今回、その夢が実現できて本当に嬉しかったです!(笑)
お仕事で髪を切りたかったのはすごいですね。本作で泉里香さんと共演されていますが、どのような撮影の現場でしょうか。
私が演じるのは、泉里香さん演じるハナさんの後輩にあたるOL役なのですが、後輩というよりも一方的にライバル視していて、すごくプライドが高く、常に上から目線の女の子です。撮影直前までは泉さんと仲良く話をさせて頂いているのに、撮影になった瞬間に豹変するのをいつも泉さんと笑い合っています。泉さんはいつもカットの声がかかると「怒った顔、可愛い~」と言ってくださるんです(笑)。全然、可愛らしいセリフは言っていないんですけどね(笑)。
苺のような小悪魔な女性役のオファーと聞いていかがでしたか。
小悪魔っぽいことがもともと好きだったので「私でいいんですか?」と思いました(笑)。できるかどうか心配もあったのですが「絶対この役を演じてみたい!」と思いました。原作の漫画で登場する「苺」と自分との共通点はどこだろうとか、私らしさをどうやって出していこうと今もいろいろ考えながら撮影しています。
最後に、20歳の誕生日には何か予定されていることはありますか。
誕生日直前の4月18日にカレンダーの発売を記念したオンラインイベントがあります。私自身オンラインでのイベントが初めてにります。リアルイベントでファンの子たちと会えていないので、今回のオンラインイベントは特別なものになると思います。ぜひ楽しみにしていてもらえたらと思います!
イヤリング 3,880円 フラワー
クリアパンプス 6,900円 R&E
その他 スタイリスト私物
『香音オフィシャルカレンダー2021.4-2022.3』
発売中価格:1,870円(税込)
サイズ:CDケース卓上
ページ数:14ページ
©SDP
真夜中ドラマ「高嶺のハナさん」
2021年4月10日(土)スタート
BSテレ東 毎週土曜深夜0:00~0:30
テレビ大阪 毎週土曜深夜0:56~1:26
伝統あるお菓子メーカーの商品企画部に勤める主人公、高嶺華(たかみねはな、泉里香)は企画した商品全て大ヒットの超エース社員。才色兼備にして誰もが憧れる〝高嶺の花〟とさえ噂されるバリキャリエリート女子社員が、いつも叱ってばかりの年下ダメ社員の弱木強(よわきつよし、小越勇輝)に心の底から恋してしまう。ハナは小学五年生で恋愛スキルが止まっているため、仕事上ではキツく当たってしまい本心である〝好き〟とは言えず、もんもんとする日々。そんな恋する乙女の表と裏の心理をコミカルに描く。ハナは弱木が自分を愛してくれていることを知らず、弱木もハナに嫌われていると思い込んでいるから二人の恋の行く末はいつまでたっても平行線! 果たしてハナの恋路に花は咲くのか。二人の両片想いは成立するのか!?恋のギャップにすれ違う二人の邪魔をするプレイボーイ社員の更田元気(通称チャラ田・さらだげんき、猪塚健太)や社内アイドル天井苺(あまいいちご、香音)も絡んで、ホンネとタテマエが錯綜する、すれ違い恋愛! 乙女心満載のオフィス・ラブコメディドラマが春を舞う。
泉里香 小越勇輝 香音 猪塚健太
原作:「高嶺のハナさん」ムラタコウジ(日本文芸社「週刊漫画ゴラク」連載)
監督:内藤瑛亮 堀江貴大 高杉考宏 塚田芽来
脚本:岡庭ななみ 宮本勇人
製作:「高嶺のハナさん」製作委員会2021
香音・プロフィール
かのん。2001年4月20日生まれ、19歳。東京出身。2013年「第1回ニコ☆プチ モデルオーディション」にてグランプリを受賞し、4月号より『ニコ☆プチ』専属モデルに。表紙を12号連続で飾る人気を誇った。2015年からは『nicola』専属モデルに。2019年『Popteen』専属モデルとなる。 芸能活動を行うととともに、現役の大学生でもある。
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