「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」展を2022年9月17日 (土)~2023年2月12日(日)の会期で開催することが決定!
門外不出と言われてきた『三つのマリリン』、大型作品『最後の晩餐』ほか京都でしか見ることができない日本初公開作品100点以上を含む約200点が来日決定!
来秋2022年9月から京都市京セラ美術館で初の京都単館開催です。京都のみで大規模なアンディ・ウォーホルの個展が開催されるのは初、関西では約四半世紀ぶり。
ポップ・アートの旗手として、アメリカの大量消費社会の光と影を描いたアンディ・ウォーホルの初期から晩年にわたる大回顧展。
1950年代に商業イラストレーターとして活躍していた初期の作品から、1960年代に事故や死を描いた象徴的な「死と惨事」シリーズ、アンダーグラウンド映画やテレビ番組などの映像作品、セレブリティ(有名人)たちの注文肖像画が展示されます。
ウォーホルは、1956年の世界旅行中に初めて来日し、京都を訪問。本展では、京都とウォーホルの関係に目を向け、そのゆかりを示す貴重なスケッチなどを展示し、若き日のウォーホルの心を捉えた京都の姿に思いを馳せます。アメリカ・ピッツバーグのアンディ・ウォーホル美術館の所蔵作品のみで構成される日本初の展覧会です。
アンディ・ウォーホル 《三つのマリリン》 1962年 アンディ・ウォーホル美術館蔵
麻にアクリル、シルクスクリーン・インク、鉛筆 35.6 x 85.1cm
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 《最後の晩餐》 1986年 アンディ・ウォーホル美術館蔵
麻にアクリル、シルクスクリーン・インク 294.6 x 990.6 x 5.1cm
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 《ツナ缶の惨事》 1963年 アンディ・ウォーホル美術館蔵
麻にシルクスクリーン・インク、シルバー塗料 173.4 x 210.8cm
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 《孔雀》 1957年頃 アンディ・ウォーホル美術館蔵
ストラスモア紙に金箔、水彩、インク 45.4 x 25.7cm
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 《京都(清水寺)1956年7月25日》 1956年 アンディ・ウォーホル美術館蔵
マニラ紙にボールペン 43.2 x 35.6cm
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 《キャンベル・スープ缶 I:トマト》 1968 年 アンディ・ウォーホル美術館蔵
紙にスクリーンプリント 88.9 x 58.4 cm
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 《自画像(髪が逆立ったかつら)》 1986 年 アンディ・ウォーホル美術館蔵
ポラロイド写真の複製 ポラカラーER
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
【開催概要】
展覧会名:アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO
会期:2022年9月17日(土)~ 2023年2月12日(日)
会場:京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」(京都市左京区岡崎円勝寺町124)
開館時間: 10:00~18:00 (入場は閉館の30分前)
休館日:月曜日(但し祝日の場合は開館)、年末年始
主催:京都市、アンディ・ウォーホル美術館、ソニー・ミュージックエンタテインメント、MBSテレビ、産経新聞社、京都新聞、WOWOW、FM802/FM COCOLO
企画制作:イムラアートギャラリー / ソニー・ミュージックエンタテインメント
【アンディ・ウォーホル】
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol, 1928-1987)。アメリカ・ピッツバーグ出身。キャリアを商業デザイナーとしてニューヨークでスタートさせ、線画にのせたインクを紙に転写する「ブロッテド・ライン」という手法を多用しました。30代でアーティストとして本格的に制作をスタートさせる。初期にはアクリル絵具などでキャンバスに描いてたが、1960年代以降はニューヨークに"ファクトリー"と呼ぶアトリエを設け、当時目覚ましい経済成長のさなかにあったアメリカの大量消費社会を背景に、版画技法のシルクスクリーンを用いた“大量生産”のアジテーションとも呼べる作品を次々と発表。また「キャンベル・スープ」「コカ・コーラ」など当時広く普及していた人気商品や「マリリン・モンロー」「エルヴィス・プレスリー」など数多くの有名人をモチーフに次々と作品を制作し、「ポップ・アートの旗手」として活動するとともに、新たなポップ・カルチャーを定義付けた。アートのみならず音楽・ファッション・マスメディアなど、様々なジャンルに影響を与えた。
【京都市京セラ美術館】
1933年の開館以来現存する最古の公立美術館建築として、そのクラシカルな外観とともに愛されてきた京都市美術館が、2020年春に、通称を「京都市京セラ美術館」としてリニューアル。歴史ある本館は保存・継承しつつ、現代アートに対応した新館「東山キューブ」や四季に合わせて所蔵作品を展示する「コレクションルーム」、新進作家を紹介するスペースの新設、パブリックスペースやカフェ、ショップなどを新たに設け、より開かれた美術館として生まれ変わった。