
今春、10周年を迎えた「わーすた」が、世界標準の可愛さを詰め込んだ14thシングル「わーるどすたんだーど」をリリース。結成当時の2015年、まだ中高生だった廣川奈々聖 、松田美里、小玉梨々華、三品瑠香の4人。さまざまな思いを背負いながらも、惜しみない努力とファンへの感謝を積み重ねて来た10年。そんな彼女たちが、10年かけてたどり着いた可愛さを存分に披露してくれているナンバーです。そんな4人に、現在の心境のほか、これから目指す「わーすた」の未来についても話を聞いて来ました。
PHOTO & TEXT:kukka編集部
デビュー10周年。あらためてこの10年を振り返った率直な気持ちを教えてください。
三品瑠香(以降、三品): 10年間、1つのことをやり続けることはなかなか無いことだと思うんです。中学生の時から続けているので、私にとっては、生活すべてが「わーすた」でしかなく、あっという間に早く過ぎた10年間だったと感じています。同時に、一つひとつの出来事をきちんと覚えているので、それを思うと長かったなとも感じています。「わーすた」イコールほぼ人生です(笑)
廣川奈々聖(以降、廣川):地元・福岡からで高校1年生の時に上京して、10年経ったことが信じられないです。上京したのはついこの間ではと感じていて、もう東京に来て10年経つのかと思うと不思議な気持ちでいっぱいです。私にとっては「わーすたが青春」という感覚があります。同世代のみんなが当たり前に経験したことは全然できていないかもしれないけど、それでも「わーすた」に捧げてきた時間は、私にとって有意義で充実した時間です。まったく後悔のない10年で良かったと思います。
小玉梨々華(以降、小玉):この10年間でたくさんの経験をさせてもらいました。日本中、世界各国、いろいろな場所に行って、「わーすた」だからできる経験をたくさんさせていただきました。結成当時からの4人でやって来られたのは、自分たちだけの力では絶対にないと思います。支えてくださる周りの方をはじめ、「わーすた」として居られるこの環境すべてに感謝する気持ちが、節目の時だからこそ、より強く感じています。
松田美里(以降、松田):美里は幸せです♪(笑)。10年も何かを継続するって奇跡だと思います。「わーすた」のことが、“好き”な気持ちが強いので、ここまで続けて来られたと思います。「わーすた」はファンの方のマナーもすごく良いし、ライブなど現場の温かな雰囲気もすべてが大好きです。そういった良い関係を続けられて、大好きな音楽をこうしてみんなに届けられることは幸せです。「こう発信したい」「こう見せたい」と私たち自身の幅を広げながら続けてこられたのは、当たり前ではないですし、幸せなことだなと実感しています。
14枚目のシングル「わーるどすたんだーど」についてお話させてください。ここがおすすめというポイントをお一人ずつ聞かせてください。
三品:グループの名前を曲のタイトルにするのは大きな意味があることだと思います。楽曲の内容も、私たちのことを歌っています。可愛くありながら、ずっと感じている思いだとか、可愛さ、それらをしっかり表現していると思います。私たちが作ってきた、私たちなりのスタンダードを受け止めてくれている、10年の節目のここでずっと待っていてくれたような曲だと感じています。
廣川:この曲はタイトルだけでなく、メロディーもすごく良い箇所があるんです。サビが2つある展開だったり、後半に向かってどんどん盛り上がって行くのが、すごく良いんです。10周年なので、私たちを祝福してくれるような楽曲になったら良いよね、と話をさせてもらっていたので、それがこの楽曲にしっかり表れていると思います。歌っていても気分が上がるし、自分たちを祝福する曲の良さが聴いてくれているみなさんにも伝わったら嬉しいです。
小玉:すごく「わーすた」らしい曲だなと感じます。ずっとコンセプトに掲げている“可愛い”がふんだんに散りばめられたに、10年分の重みや、10年経った今だからこそ意味のある歌詞がたくさん入っていて、今の「わーすた」にぴったりな一曲だと思っています。グループ名を背負った曲タイトルも、全部が深くて重いけれど、それでも可愛くて楽しくてハッピーなテイストが、この曲にたくさん詰まっています。
松田:「わーるどすたんだーど」のタイトルも、この歌詞も、とても10周年にぴったりな曲だと思っています。「世界標準」をコンセプトに活動してきたので、言葉だけではなく、これまでの経験や私たちの意志がギュッと歌詞に詰め込まれているのがよく分かります。サビの頭にある「愛されちゃいます 世界標準で」の歌詞は、私たちが歌うからこそ説得力があると思います。また「愛されちゃいます」という“愛されている自覚”を持っている私たちは、歌っていてすごく幸せを感じるんです。目の前にファンの方がいて、すごく愛をくれているファンの前で“愛されちゃいます”と歌えるハッピーな気持ちが、みんなに伝わってほしいです。私たちは本当に幸せで楽しく活動できているよ、と思いながら歌えるので、この上ない幸せを噛み締めながら歌っています。




衣装についても聞かせてください。実物は写真以上にものものすごく可愛いですね(笑)
廣川:楽曲と同様に、衣装も原点回帰で「わーすた」らしさを存分に出しています。最近はスマートになりかけていたのですが、初期の頃のようにボリュームのある衣装です。
少し大人になりかけていたんですね。
廣川:そうなんです(笑)、いろいろな楽曲があったので。でも、原点回帰で猫らしさを全開に出した衣装で、久しぶりに尻尾も付けました。ボリュームがあって、キラキラふわふわの “ザ・わーすた” な衣装を作ってもらいました。
松田:あと胸の部分に魔法少女みたいな大きいハートマークのキラキラした飾りがあったり、大きなリボンもすごく可愛いです。胸の真ん中にあるハートの飾りが猫耳になっているんです。そのハートマークに猫耳が付いているところに「わーすた」らしさがギュッと詰まっています。
MVも楽しく見させてもらいました。ここが見どころというポイントを教えていただけますか。
廣川:今回、結婚式場と可愛いスタジオの2カ所で撮影しました。2サビあたりにソロで歌うシーンが出てくるんですが、そこが今すぐにでも結婚できそうな場所なんです。段を上がったところでソロで踊っていると、私このまま本当に結婚しちゃうんじゃないかなという気持ちになりました(笑)。見てくれたファンの方の反応でも、「結婚したい」と思って見てくれている方もいて(笑)。それを聞いてますます愛がいっぱいのMVだなと思えて、すごくお気に入りです♪
三品:撮影、すごく楽しかったなぁ。
松田:10周年なので、「10」の数字をしたローソクを挿したケーキをわざわざ「わーすた」のために作っていただいたんです。クラッカーを鳴らしたりや紙吹雪が舞う中でダンスシーンを撮りました。たくさんの周年感を出していただき、可愛いだらけのMVです♡
カップリング曲「悪戯ロマンス」についても、みなさんからコメントをお願いします。
三品:これまでの曲にないレトロ可愛さのある曲です。これまでになかった分、ライブでのファンの方たちの反応が楽しみです。「今までにない」というフレーズは新曲が出るたびによく使う言葉なのですが、それだけ私たちの楽曲の幅がどんどん広がっているんだと思います。10年経っても未だに新しい曲が私たちには来るんだ、という感動があります。どんな感じでみんなが聴いてくれるのか楽しみです♪
廣川:「わーすた」はどんな曲でもモノにできると思っていたんです。けれど、初めてこの曲をいただいた時に感じたのは、この曲に関してはみんなどう歌うのか、もらった時点では想像ができなかったんです。いざレコーディングをしてできあがった曲を聴いたとたん、すごく新鮮さを感じました。この曲に挑戦できたことは意味のあることなんだなと実感しました。また、このレトロさのある曲は珍しくて、私たちの歌う姿が想像できない分、みなさんからの反応が楽しみな曲でもあります。私たちなりに、この曲をよく表現できたら良いなと思ってワクワクしています。
小玉:「わーるどすたんだ―ど」とはまったく違った楽曲で、メンバー一人ひとりの声をじっくり楽しめるオシャレな曲だなと思います。切なさを表現した歌詞もあって、メンバーそれぞれの歌い方も個性が出ている曲に仕上がっています。世界観がありつつ、個性もある曲なので、聴いて楽しい気持ちにもなれます。
松田:「悪戯ロマンス」の曲の雰囲気がすごく良いんです。歌詞に「春」が使われているので、春曲らしくそよ風とか柔らかな感じをイメージしていたのですが、この曲はちょっとシリアスで、“夜桜” を想像させる雰囲気がすごくオシャレなんです。メロディーもあまり聞き馴染みがなく新鮮で、歌っていても楽しかったです。あとサビの歌詞が「涙が出てしまいそうで」ではなく「涙が出ちゃいそうで」になっています。女の子の話し言葉が私の好物なので(笑)、歌詞一つひとつがキュンとなるニュアンスも大好きです♪




新曲「わーるどすたんだーど」に掛けて、私だけがスタンダードにしているようなこと「マイ・スタンダード」「マイルール」を教えてもらえますか。
廣川:私のマイスタンダードは、10分以内にシャワーを終わりにする!です(笑)
男子並みのスピードですね(笑)
廣川:決してお風呂に入ることが嫌いなのではなくて、お風呂に浸かる時は時間を気にせず入っているんです。ただ、シャワーだけなら早く済ませよう、と思ってしまう謎のルールを決めています(笑)。私がせっかちなのもありますが、本当に最低限の動きだけをして、シャワーを出てからいろいろなことに時間を掛けるようにしています。だからシャワーで時間が取られないように、いかに早く出られるかを追求していて、今では8分くらいでスパッと終わるようにしています!(笑)
メンバーの中では廣川さんが一番せっかちなんですか。
廣川:いや、一番かどうかと言われると、また違う気もします。
三品:一番は私かな(笑)
廣川:瑠香とはなんかせっかちポイントが違う気がする。
三品:あ~確かに。
廣川:でも私たち2人が、せっかちだと思います。
ツアーなどの旅先で荷物をまとめて出発時間に集合!、となった時に一番遅いのはどなたですか。
三品・松田:(ゆっくり手を挙げながら)はい……。
あれ、三品さん、、
三品:「せっかち」と「生活が上手」というのはまた別問題なんですよ(笑)
全員:(笑)
三品:時間を掛けるところ選ぶのが下手なんです。思っていたよりも家を出る時間が遅れることが分かっているのに、難しいんです(笑)
では次にマイ・スタンダードを紹介してくれる方は。
小玉:はい。今の話に影響された話になるんですけど、特に朝はゆっくり過ごすというのが自分の中にあります。ルールとして決めている訳ではないのですが、急ぎたくないんです。特に朝は急ぎたくないです。急ぐくらいなら、早く起きて、その分ゆっくり過ごす方が好きなんです。だからめちゃ早く起きてしまったり、めちゃ早く家を出ちゃったりしがちです。
朝はどのくらい“ゆったり” されているんですか。ゆったりエピソードをお願いします。
小玉:ワンマンとかある朝は、必ず好きなものをガッツリ食べたいんです。例えばカルボナーラを作ったり、朝から餃子を焼いたり、食べて片づけまでしてから出かけます。朝が強いみたいです♪




では次に三品さんお願いします。
三品:イヤホンしながら大きな音楽を掛けたまま、眠りに就くのが好きなんです。なぜかすごく眠りやすいんです。大きな音を聞いていると寝やすいのか、理由は分からないのですが、すごく心地よく眠れます。
え、すごい。疲れとか取れますか。
三品:睡眠の質に対するこだわりが無くて。。
聴く音楽はどういったものを聴いて寝るんですか。
三品:結構なロックです(笑)。バキバキなロックを聴きながらです。結構、昔からその眠り方をしていて、大きな音を聴きながら寝落ちするのが好きなんです。
朝起きた時には……。
三品:どこかにイヤホンが飛んで行っています。だから毎朝、イヤホンを探すんです(笑)
朝のバタバタ、そのせいですね(笑)
全員:(笑)
では最後、松田さん、お願いします。
松田:もともと緊張しいで、ライブとかステージに上がると緊張でだいたい頭が真っ白気味なんです、昔から。10年やっているけど、未だに緊張するので。ライブ前とかにバクバク心臓が鳴ってうるさいので「落ち着け」と思ってドン!(自分の胸を拳でたたく)とやるんです。何回かこうやってやるんです。ドン!ドン!ドン!
ドン!と、ものすごい強さですけど大丈夫ですか。
松田:この音を聞かれて、よく周りの人に心配されます(笑)
三品:だいぶ、鈍い音が(笑)
松田:でもこれ痛くなくて。いつもやっているからなのかな。自分で落ち着け!と思って、ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
全員:(笑)
三品:なんか鈍い音の響きがすごくない!?(笑)胸の中に何か入っていない、空洞みたいな音がしているよ。10年、叩き過ぎたんじゃない?(笑)
全員:(笑)
ライブの時には、おまじないの意味も込めて、ドン!ドン!と胸を叩くんですね。
廣川:おまじない、、可愛く言った(笑)
松田:今日も “おまじない” です(笑)
10周年を迎えた「わーすた」ですが、これからの10年はどのようなことを目指していきたいですか。
廣川:ファンの方に、おばあちゃんになっても、ずっと「わーすた」でいて欲しい、と言ってもらえることが本当に多くて。そんな風に希望を持ってもらうこと自体、とても幸せなことだと思うし、おばあちゃんになっても、私たちのことを好きでいてくれる自信があるんだと思って嬉しいです。年齢とか関係なく、「わーすた」らしく可愛いを続けられるグループでいたいと思います。その中で、大人っぽく成長していく私たちの格好いい部分も見せられる4人でいたいと思います。
松田:「わーすた」のこれまでを知っている方、最近知ってくれた方、さまざまな方がいると思います。みんなの人生の中の出来事として、「わーすた」と出会えたことを喜んでくれているのが、すごく嬉しいです。中学生からアイドルをはじめて、生活の中心が「わーすた」なんです。ファンの方に対して「ようこそ」というか、一緒に楽しもうね、一緒に思い出をたくさん作ろうね、という気持ちでずっとやっています。ファンのみんなが「あれが楽しかった」「これが楽しかった」と言ってくれるのがすごく嬉しいです。あとで思い返したときに、幸せな思い出を思い浮かべられるように、また新しい10年を過ごせたら良いなと思います。
三品:この10年間、必死にやって来ているので、ここからは、心に余裕を持って楽しくやりたいなとすごく思っています!
小玉:これからもステージに立ったり活動をしながら、「わーすた」らしく変わらいもの、これまで10年間築き上げてきたもの、ずっとこれからも大事にしていきたいと思います。環境など年齢とともに変わっていくこともあると思います。変わらないといけないもの、変わっていくものは変えつつ、でも自分たちの思いや「わーすた」として変わりたくないものは、これからも大事にしながら、歳を重ねていきたいです。

【新曲情報】
14th Single「わーるどすたんだーど」
2025.2.26 On Sale!!

01.わーるどすたんだーど
02.悪戯ロマンス
03.わーるどすたんだーどInstrumental
04.悪戯ロマンスInstrumental
前作のシングル曲がTikTokなどのSNSでスマッシュヒット中の「わーすた」。そんな「わーすた」が、デビュー10周年の記念すべき14枚目のシングルをリリース!!
今作は作家にヤマモトショウを迎えたキャッチーなナンバー。10周年を彷彿とさせる歌詞やメロディー、そして自身のグループ名を掲げた楽曲タイトルに注目の新曲となっています。
【プロフィール】
わーすた The World Standard
2015年に結成のデジタルネイティブ世代アイドル。 グループ名は「The World Standard」の略。 現在まで、13か国の国でライブ出演するなど世界に照準を合わせ活動している。 アニメ「アイドルタイムプリパラ」「キラッとプリ☆チャン」など多数のアニメの楽曲を担当。 2019年10月にわーすた初となる生バンドでのフリーライブを代々木公園野外ステージにて実施し、3000人以上のファンを集めた。 LINE CUBE SHIBUYA・豊洲 PIT・TOKYO DOME CITY HALL など多数の会場でワンマンライブを開催。
■わーすたオフィシャルサイト
■わーすたスタッフ X
■わーすたスタッフ Instagram
■わーすた YouTube
■わーすた TikTok
■わーすた Facebook
■わーすた 公式ブログ
■オフィシャルファンクラブ『わーしっぷ』
ーーーーーーーーーーーーー

廣川奈々聖 Hirokawa Nanase
1999年5月12日生まれ。福岡県出身。156.8cm。B型。趣味:カメラ・サッカー観戦・アイドル鑑賞・セルフジェルネイル・カフェ巡り。特技:アイドルジャンプ・食べ物のレビュー。好きな食べ物:炭酸水・サーモン・パン。カラー:パステルグリーン。
公式Instagram @ nanaseven7_u_u
公式X @ tws_nanase
ーーーーーーーーーーーーー

松田美里 Matsuda Miri
1999年8月2日生まれ。広島県出身。164.2cm。A型。趣味:手芸(アクセサリー作り)・ゲーム(スプラトゥーン2、乙女ゲーム)・鳩の写真を撮ること・おえかき・メイク。特技:手芸・ゲーム(スプラトゥーン2)・なわとび・かわいいおえかき・躾の悪い飼い犬の鳴きまね。好きな食べ物:たまご・タピオカミルクティー・梅・牛乳・豆乳・乳酸菌飲料・チーズ・お好み焼き・牡蠣・米・麺。カラー:パステルパープル。
公式Instagram @miri_matsuda
公式X @ tws_miri
ーーーーーーーーーーーーー

小玉梨々華 Kodama Ririka
2000年10月1日生まれ。北海道出身。163.5cm。A型。趣味:アイスを食べる。特技:おえかき。好きな食べ物:アイス、お肉、チーズ。カラー:パステルブルー。
公式Instagram @ririka_kodama
公式X @tws_ririka
ーーーーーーーーーーーーー

三品瑠香 Mishina Ruka
2001年3月17日生まれ。愛知県出身。166.8cm。A型。趣味:アニメ鑑賞・音楽鑑賞・ギター。特技:ダンス・飲み物飲むのが早い(ストローは更に)。好きな食べ物:唐揚げ・もつ鍋・カヌレ。カラー:パステルピンク。
公式Instagram @ ruka_mishina
公式X @ tws_ruka