BS-TBS『町中華で飲ろうぜ』や公開中の映画『BAD CITY』で注目度が高まる女優・坂ノ上茜。彼女が主演を務める映画『ぬけろ、メビウス!!』が2月3日に公開され、早くも話題に。“メビウスの輪”をキーワードにした本作で、24歳の契約社員・櫻川優子を演じています。優子が直面する仕事や親子関係、恋愛、友情との向かい方を映し出しており、見終わった後にホッと優しい気持ちになれる作品です。今夏には「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」で選出された映画『神回』でもヒロインを務める彼女。トレードマークでもある“底抜けに明るい笑顔”と“魅惑のほっぺた”を持つ坂ノ上茜に、出演作の見どころを尋ねてみました。

Photo:安田まどか
Text:kukka編集部

櫻川優子役を演じるにあたり、注力されたことを教えてください。

母に向ける顔、恋人の太一に向ける顔、瑛斗に向ける顔、それぞれ違うものだと思うので、口調もそうですし、話し方も誰と話しているかで優子の素が見える部分かと思うのでそこは意識しました。

特に母親である藤田さんとのシーンは印象的でした。感情を露わにした親子のぶつかり合いは、多くの方が経験もした共感できるシーンで、その映像に鬼気迫るものがありました。

誰もが通る道ではと思っています。お互いに親離れ、子離れをする瞬間。優子が自分の足で立つ決心を観ている方にきちんと伝えるシーンだと思います。親から自立する瞬間は多くの方も経験されていると思うので、より共感して観てもらえるものだと思います。

坂ノ上さんご自身も熊本から上京されていますが、親からの自立については共感できたのでしょうか。

もしかしたら私はまだ完全に親離れができていないかもしれません(笑)。両親も心配な気質で、事あるごとに「大丈夫?」と声をかけてくれるんです。仕事のことだったり、食事のことだったり。有り難いことによく心配してくれます。私もそれに、少し甘えているかもしれないと感じているので、まだ完全な親離れ、子離れはできていないかもしれないですね(笑)

ご両親は坂ノ上さんの出演作品をご覧になられますか。

はい、いつもチェックしてくれています。先日公開された映画『BAD CITY』も観に行ってきたよ、と連絡をくれました。後日、祖父母といとこが一緒に映画を観に行った際の写真まで送ってくれていました(笑)。本当に有り難いことだなと思います。

優子役を演じるにあたって、監督の加藤慶吾さんからは何かリクエストがあったのでしょうか。

実はあまり多くのことを言われませんでした。後で監督に聞いた話では、初めての顔合わせと本読みの時に、自分が思い描いていた優子のイメージとピタッとハマる感じがしていたそうです。もちろん、撮影の現場でシーンごとの細かな意見交換はあったのですが、役柄の全体としてはなく、私の描いていた優子を演じさせていただきました。

すでにキャスティングの際に、イメージする優子の線上に坂ノ上さんが居たとも言えそうですね。

もしかしたら、それもあるのかもしれませんね(笑)。私のことを19歳から知っている恋人役の細田善彦さんは「優子の役、ぴったりだよね〜」と仰ってくれていまし(笑)。細田さん以外の方にもよく言われるんです。

細田さんが演じた佐藤太一と言えば、優子のほっぺたを両手でムニっと引っ張るシーンが印象的でした。観ている側も恥ずかしくなるイチャイチャでしたね。

そのシーン、私は細田さんにクレームを言いたいんです。あれはメチャメチャ痛かったんです! そんなに強く引っ張らなくてもいいのに、そのおかげで本当にほっぺたが伸びました(笑)

(笑)。でも残念ですが、『BAD CITY』で共演された小沢仁志さんにもYouTubeで「アンパンマン」と言われていましたよね。坂ノ上さんのほっぺたが魅力的すぎてムニっとさせてしまうのかもしれないです(笑)

舞台挨拶で瑛斗役の田中偉登さんが話していましたが、実は坂ノ上さん、免許を取ったばかりでの運転シーンだったそうですね。田中さんが乗っていて恐怖を感じたと話されていましたが(笑)

そうなんです。でも撮影が田舎で、しかも人通りのない一本道だったので、問題なく運転することができたハズです(笑)。ちゃんとハンドルは10時10分の位置で握っています♪

撮影からしばらく経ちましたが、その後、運転技術は上がりましたか。

相変わらずです(笑)。東京では運転したくないですね。熊本で両親が隣の席に座ってくれる時、たまに練習します。でも熊本で運転の練習する時も基本は、一本道限定です(笑)

撮影中のエピソードもお願いします。

泊り込みでの撮影で、宿泊先の朝食がバイキング形式だったんです。その朝食をみんなで食べる光景が仕事というより合宿に似た雰囲気だったんです。そのせいもあって、和気藹々としたチームワークの良い撮影現場になったのかなと思いました。キャストもそうですし、スタッフ陣とも仲が良いんです。未だに忘年会や焼肉を食べに行ったりしているくらい、本当にチームとして仲良くさせてもらっています。

本作が、決まった道ともう一本の道で葛藤するストーリーでもあります。坂ノ上さんにもう一本の道があるとしたら、何か思い浮かびますか。

このお仕事以外に何かがあるかもとは考えたことないですね。この仕事が楽しいですし、好きでやっているので、ほかにやりたいことはないんです!

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今夏に公開予定に映画『神回』について、見どころをお願いします。

「タイムループ✕青春」のよくある映画かなと思いきや、ひと味もふた味も違うストーリーになっています。5分に1回と短いタイムループが繰り返される中で、主人公である樹くんがどう変わっていくのか、人間の本質や心理が描かれています。爽やかだけれど、人間の欲望も垣間見られるような作品です。

本作が309本の企画と脚本が応募された中から、その記念すべき第1回製作に選ばれた作品と伺っています。かなり内容が面白いのではと期待があります。

はじめて台本を読んだ時に、読み進めていてどういうことなんだろうと引き込まれてしまいました。読み始めた時には、主人公の視点で読んでいたのですが、どこかを節目に一読者になってしまいました。本を読むことが止まらなくなる状態で、続きがどうなるか気になり、一気に読み切ってしまったんです。読み切った時に、なぜか自然と涙が出てきて、これは本当に面白い、すごく新鮮な作品だなと思いました。

やはり相当おもしろい作品なんですね。

はい。私は内容を知ってしまっているので、これから初見のみなさんが羨ましいです!(笑)

女子高生の役ということで、制服姿も披露してくれています。ファンの方の反応も楽しみですね。

大丈夫かな、という心配はありますが、周りの方々が大丈夫!と言ってくれているので、それを信じたいと思います!(笑)

では最後に公開中の『ぬけろ、メビウス!!』を観てくれる方々にメッセージをお願いします。

すごく爽やかな作品であると同時に、一歩勇気が欲しい、現状を打破したい、いろいろなモヤモヤした人たちの背中を押せる作品です。そういった方々の後押しできる作品になれたらと思っています。ぜひ劇場で観てください。


【映画情報】

公開中

映画『ぬけろ、メビウス!!』

24歳にして大学進学に向けて突っ走る、遅咲き青春映画!

本作の描くテーマは「敷かれたレールを歩いている途中で、そこから降りることの難しさ」。
建築会社の契約社員として働く櫻川優子は、通称「5年ルール」が原因で正社員になる前に雇い止めを宣告される。優子はかつて諦めた教員になる夢を叶えるべく、24歳にして大学進学に向けて突っ走り始める。
主演は、フジテレビ系ドラマ「監察医 朝顔」やLINEドラマ 「昔、好きだった人から LINEが届いた。」等に出演し、2022年には初主演映画『愛ちゃん物語』(大野キャンディス真奈監督)が話題となった 坂ノ上茜。
共演には藤田朋子、細田善彦、田中偉登、松原菜野花と実力派キャストが集結。特別出演という形で、寺脇康文、加藤貴子も参加。若者を勇気づけ、世の中を変える力を持つ新しい青春エンターテインメント作品がここに誕生した。
監督は、SKIP国際Dシネマ映画祭で観客投票第1位を獲得した映画『想影』の 加藤慶吾。脚本は、『あいが、そいで、こい』の 村上かのん。カメラマンとして、映画『カメラを止めるな!』で第42回日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞した曽根剛も参加。

<出演>
坂ノ上茜 
細田善彦 田中偉登 松原菜野花 / 藤田朋子
吉岡そんれい 棚橋ナッツ
加藤貴子(特別出演)寺脇康文(特別出演)
 <スタッフ>
監督:加藤慶吾  脚本:村上かのん
主題歌:「生活」藤原さくら
(SPEEDSTAR RECORDS)
企画・制作・配給:deep water & moonlight
配給協力:SDP

映画名:ぬけろ、メビウス!!
上映時間:94分
配給:deep water & moonlight
製作年/製作国:2022年/日本

公式サイト https://www.mobius-loop-movie.com


【映画情報】

2023年夏全国公開

映画『神回』

新感覚タイムループ青春映画誕生!

東映ビデオが2021年6月に立ち上げた新たな才能を発掘する新プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」で、309本の企画と脚本が応募された中、記念すべき第1回製作作品に選出した『神回』。監督・脚本を務めるのは、短編『GUNKANJIMA ‐Traveler in Time‐』が国内外の映画祭で評価された新鋭・中村貴一朗。
高校の夏休み。文化祭の実行委員になった樹(青木柚)と恵那(坂ノ上茜)は教室で出し物の打合わせを始めた。しかし、5分後には、また打合せの最初に戻ってしまうことに樹だけが気付く。その状況から抜け出そうともがく樹だったが……。

<出演>
青木柚 坂ノ上茜
新納慎也 桜まゆみ 岩永洋昭 平山繁史 渡辺綾子 横江泰宣 仁科かりん 中條サエ子
井上想良 日下玉巳 三浦健人 平山由梨 藤堂日向 岡部ひろき 三好紗椰 中村莉久 彩香 上野陽立 森一 南一恵
<スタッフ>
監督・脚本:中村貴一朗


【プロフィール】

坂ノ上 茜 Akane sakanoue

坂ノ上茜(さかのうえ・あかね)。1995年12月5日生まれ。熊本県出身。163cm。O型。アミューズ所属。
「アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン」で俳優・ルックス部門賞を受賞。 2015年、テレビ東京「ウルトラマンX」のヒロイン・山瀬アスナ役で女優デビューを果たす。 ドラマTBS「チア☆ダン」月9ドラマ「監察医 朝顔」 、映画『見えない目撃者』、『きみの瞳が問いかけている』などに出演。 現在BS-TBS「町中華で飲ろうぜ」にレギュラー出演しているなど、幅広く活躍している。 2021年に1st写真集「あかねいろ」(光文社) を発売。2022年8月にはデジタル版も配信。 映画作品としては、ヒロインとして出演した『BAD CITY』が2023年1月20日公開、『神回』が2023年夏公開予定。2023年5月からは『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』に出演予定。

公式Instagram:@ sakanoueakane

公式Twitter:@ sakanoueakane

公式サイト:https://www.amuse.co.jp/artist/A8458/

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