サンダンス映画祭で絶賛され、第19回東京国際映画祭でも最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、観客賞など最多3部門を受賞したロードムービー。今回、新たなデジタル素材で14年の歳月を経て、劇場のスクリーンに戻ってくる。

全米美少女コンテストで地区代表に選ばれた9歳のオリーブ。作品では彼女とその落ちこぼれ家族が、「リトル・ミス・サンシャイン」というコンテストへ出場するため、決戦の地を目指して古いミニバスを借りて旅する道中を描く。
へロイン中毒の祖父、一切の口をきかない兄、ゲイで自殺未遂を起こしたばかりのおじなど、問題だらけの一家には、案の定、思いも寄らない波乱の道中が待つのであった。

問題を抱えながらも愛すべき登場人物が愛おしくもあり、また家族の絆と再確認できる本作。コロナ禍で、人と人の絆がより大切に重んじられる現代社会において、見逃せない作品となっている。

2006年/アメリカ/カラー/シネスコ
上映時間:1時間40分
映倫:PG-12

監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス(『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(2017)、『ルピー・スパークス』(2012))
脚本:マイケル・アーント(★アカデミー賞脚本賞受賞)
製作:マーク・タートルトーブ、デイヴィッド・T.フレンドリー、ピーター・サラフ、アルバート・バーガー&ロン・イェルザ(★アカデミー賞作品賞ノミネート)
撮影監督:ティム・サーステッド, A.S.C.
音楽:マイケル・ダナ

出演:アビゲイル・ブレスリン(★アカデミー賞助演女優受賞ノミネート)、グレッグ・キニア、ポール・ダノ、アラン・アーキン(★アカデミー賞助演男優賞受賞)、トニ・コレット、スティーヴ・カレル

映画「リトル・ミス・サンシャイン」

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