国内外で活躍する映画監督を輩出してきた文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」。「ndjc2025」に選出された4監督による4作品が、4月24日(金)〜30日(木)の1週間限定で上映されます。今回、kukkaでインタビューするのは、そのうちの1作品、八代夏歌氏が脚本・監督を務めた映画『うねうねとまっすぐ』に出演する冨波心(とば・こころ)さん。撮影エピソードをはじめ、今春、高校を卒業して進学を決めた冨波さんの近況についても紹介します。kukkaが注目する次世代の若手俳優・冨波心さん。膨らむ彼女への期待とこれからの活躍が楽しみです!

Photo:望月宏樹
Text:kukka編集部

撮影当時は、まだ高校生だったので、高校の日常そのままだなと思いました(笑)。高校生のような気持ちはすでに演じている時から感じていたのですが、映像で見て、もっと強く実感しました。あと自分自身については「わたし、声が大きな」と思いました(笑)。意外でしたし、少しだけ恥ずかしい気持ちでした。

オーディションを経て出演が決まりました。今回のオーディションへ臨むにあたって、初めて絵を描いてみたんです。登場する全役の顔を描いて、その周りにその人物の口グセや性格を書き出してみたんです。台本に書いてあることはもちろん、そこから読み取ったイメージも膨らませて絵に落とし込みました。「岩木」役に決まったと聞いた時は、正直意外に思いました。印象として「岩木」は自分自身と似ていない、どちらかといえば遠い存在の役だと思っていたので、その分、役作りは頑張って臨みました。

びっくりです(笑)。貴重な経験でした。

台本には「モテる」と書かれていました。ただ一見クールでサバサバしているところもあるし、高嶺の花のような印象だけど、友だちのことをきちんと見ている視野の広い子だと思います。話さなくて良い時はあえて話さない、一人にさせてあげるべき時には一人にさせてあげられる、気遣いができる友だち思いの子。大人な印象です。

弟がいそうな子です。お姉ちゃん気質なところがあって、面倒を見てあげられる子で、両親は共働きだと思います。テニス部に所属していましたが、その部活もしっかりやれている子だと思います。

狭い場所で頑張って振っていました(笑)

お若い監督だと思ってはいたのですが、監督がまだ20歳だとは知らずにいました。現場ではものすごくテキパキされていて、ご自身の意志がしっかりあって、作品に対する愛もあるし、こだわりもしっかり持っている立ち振る舞いをされていました。本当にしっかりされている印象だったので、まさか20歳だとは思いもしませんでした(笑)。周りのスタッフも監督よりも歳上の方が多いにもかかわらず、物おじせずにやり取りされているのを見て、格好良さも感じていました。

はい。でも雑談をすると雰囲気が変わって、歳の近さを感じました。よく笑う監督で、「ほぼ友だちだよね!」と話しかけてこられることもあって、明るい20歳を感じることもありました。

あと細やかな監督で、ホコリの位置が少しでも違うと「その位置じゃないな」と位置を正すことがありました。みんなは少し笑っていたのですが、監督だけはすごく大真面目に、ホコリの位置を気にされていたことが印象的でした(笑)

みんなでお弁当を食べるシーンがあるのですが、そのシーンは自分から監督に提案もしたアドリブのシーンでもあります。そこはぜひ注目してほしいです。

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今までは、誰かの幼少期であったり、誰かの娘役といった役柄が多かったのですが、これからは自分はその「誰か」になることが増えてくるかと思います。主人公に近い役を意識することにもなるので、今からとてもワクワクしています。また、役を通して、さまざまな職業の人になれることが、この仕事の魅力でもあるかと思います。昔から働く人の役を演じたいと思っていたので、今はとても楽しみな気持ちです。

文章を書くことは好きですし、興味もあるので、いつかはやってみたいなとは思っています。
今日のことなんですが、母の写真をこっそり撮ったんです。その母の写真が作家のような雰囲気があったので、想像を膨らませて、想像上の作家としてプロフィールを作成してみたんです(笑)。こういう小説を書いてきた作家で、年齢は◯歳で、◯◯◯◯◯賞を取ってきた作家で、みたいな。

お芝居をする上でも、いろいろな引き出しを増やすのに役に立てたら良いなと思っています。高校では演劇部に所属していたのですが、部活ではありますが演出に似たこともしていました。自分の意見を伝えることは、大変な一面もありますが、同時に楽しみでもありありました。そういった作品を創ることも、いつかできたらと思っています。

杉咲花さんです。出演される作品は必ず見るようにしています。杉咲花さんは、お芝居をはじめると、その瞬間から杉咲花さんではなくなる方だと思っています。演じる役になりきる、憑依しているような。でもそれは、おそらく杉咲さんがその役を研究し尽くしているからこそできるお芝居なんだと思うんです。杉咲さんが演じた瞬間、それは芝居ではなく現実に起きていることじゃないかと思わされてしまうところが好きです。そういった唯一無二の役者さんに、私もなれるように頑張りたいです。

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演技の勉強を大学でできることにワクワクしています。日本舞踊やジャズ、バレエとかも学べるみたいで、授業を取ることにしました。これまでやったことのないことができることが楽しみで、特に「日本舞踊」は授業で受けられると知るまで、やろうとさえ思っていなかったことなので、ワクワクしています。役の幅も広がるのではと思っています。

友だちをたくさんつくりたいです(笑)。もともと人見知りなところがあって、高校でもあまり友だちが多くない方だったんです。狭く深く付き合う友だちが多かったので。でも大学では、なんとしても広げたいと思っています!(笑)

(笑)。でも一緒にモノづくりができる仲間ができたら嬉しいです♪

もちろん映画作りをしたい気持ちはありますが、それ以外でも写真集や個展などができたら嬉しいです。そういったことをするためにも、同じように「モノづくり」に興味のある子と仲良くなれたらと思っています。

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ぜひ、お願いします!(笑)

最近見た映画で『木挽町のあだ討ち』が面白かったです。見る映画を選ぶ時には、完成度の高い「居心地の良さ」を大事にしているんです。安心感のある映画が好きで、『木挽町のあだ討ち』では序盤のびっくりや伏線回収もあって、すごく面白く見ることができました。出演されている俳優さんも豪華です。見ていても安心で”居心地”の良い作品でした。

小説になるのですが、東野圭吾さんの作品で『時生』です。大学生になったら、たくさん本を読もうと思っていたので、『時生』はその第一歩目の作品として読みました。500ページ以上の本なのですが、秒殺するほど、面白くて一気に読めてしまいました。「どうなるんだろう」の連続で、最後は号泣しました(笑)

大人の方は、高校時代の日常を思い出しながら、生徒の思いを感じていただきたいです。同じ学生の方は、「こういう悩み、あるよな」と共感をしながら見てほしいです。
作品でも描かれているように、支えになる人は必ずいて、みんなに寄り添ってくれる温かさのある作品だと思います。誰かの支えになったら嬉しいですし、ぜひ多くの方に見てもらいたいです。短編作品なので、見る人に委ねられる部分も多いかと思います。いろいろな想像を掻き立てられながら、見てほしいです。

>>過去の「冨波心」さん記事はこちら


【プロフィール】

冨波心 Toba Kokoro

2007年4月30日生まれ、東京都出身。163cm。趣味:映画・舞台 鑑賞、人間観察。特技:水泳、ものまね、ダンス、トランペット。スターダストプロモーション所属。
これまでに富士通、キッコーマ ン、New Days、日本経済新聞社、ミスタードーナツなどのCMへモデル出演するほか、女優として「大川と小川の休日捜査」(テレビ東京) に出演するなど、その後も活躍の幅を広げている。日本テレビ系バラエティ番組「超無敵クラス」に出演するなど、演技以外のシーンでも注目のティーン。フォロワー約12.6万人のInstagramでも注目を集める注目の若手俳優。

公式Instagram:@kokoro_toba_official
公式TikTok:@kokoro_toba
公式X:@kokoro_toba
公式サイト:https://www.stardust.co.jp/talent/section3/tobakokoro/


【作品情報】

短編映画『うねうねとまっすぐ』

(ndjc2025 ※4作品まとめて上映)

◎公開 2026年4月24日(金)〜30日(木)
東京:恵比寿ガーデンシネマ/大阪:テアトル梅田
◎公開 2026年5月22日(金)〜28日(木)
名古屋:ミッドランドスクエア シネマ

あてもなく⾃転⾞を漕いでいた。
⽥舎に住む⾼校⽣まるのお弁当はいつもホットケーキ。家に帰ってもまたホットケーキを⾷べる⽇常は天然パーマの髪の⽑みたいにすんなり⾏かない。ある⽇、都会から直⽑男⼦の素直が転校してきて、さらに⾃分と同じバイト先で働き始める。⾃転⾞を漕ぎながらの⼆⼈きりの帰り道。交わらない存在だと思っていた圧倒的存在感を放つ素直は、何かを内に秘めている様⼦だった。その⽇、帰宅すると家の様⼦がやけに明るく、いつもあるはずのホットケーキがない。さらに、珍しく⼀緒に⾷卓につく⽗から家を出た⺟の再婚を告げられるが……。

<出演>
大和奈央 / 小方蒼介
冨波心

<制作>
監督・脚本:八代夏歌
プロデューサー:佐藤幹也
撮影:鈴木周一郎
照明:斉藤徹
録音:小宮元
美術:福田のり
装飾:五嶋望友
衣装:江口久美子
ヘアメイク:知野香那子
編集:佐藤崇
音楽:田井千里
音楽プロデューサー:田井モトヨシ
助監督:浅利宏
制作担当:尾形卓朗
アソシエイトプロデューサー:高橋優子
製作総指揮:松谷孝征(VIPO理事長)
製作:特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
公式サイト:https://ndjc.bunka.go.jp/ndjc/6669/
©2026 VIPO

<公開劇場>
【東京】
劇場:恵比寿ガーデンシネマ
日程:2026年4月24日(金)〜30日(木)
https://www.unitedcinemas.jp/ygc/

【大阪】
劇場:テアトル梅田
日程:2026年4月24日(金)〜30日(木)
https://ttcg.jp/ttcg_umeda/

【名古屋】
劇場:ミッドランドスクエア シネマ
日程:2026年5月22日(金)〜28日(木)
https://www.midland-sq-cinema.jp/top

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